施工前の状態

玄関ポーチの軒天を見上げると、木目の化粧板に剥がれや変色が見られました。
特に雨水がまわったと思われる部分では表面の塗膜がはがれ落ち、黒ずみやシミが発生しています。

このような状態は雨漏りや湿気の影響によって起こる典型的な劣化症状です。

放置するとさらに剥がれが進行し、見た目の悪化だけでなく、落下の危険性や内部の下地材へのダメージにもつながります😣💦

【参考】軒天の雨染みや剥がれの修理方法を事例付きで紹介

既存軒天材の撤去

軒天張り替えを施工するにあたり、既存の軒天材を撤去しました。
下地木材の骨組みの状態を点検しました。

普段は軒天材が張られているため、見えない部分ですが、雨漏りや湿気の影響を受けやすく、腐食や劣化が進んでいるケースもあります。

今回、大きな腐食は見られませんでしたが、一部に汚れやシミが確認できました。

下地木材の補強

劣一部に湿気の影響によるシミや劣化が見られたため、必要な箇所には補強木材を追加して強度を高める補強作業を行いました！

下地をしっかり整えることで、この後取り付ける新しい軒天材を長持ちさせることができますよ😊

新しい軒天材の施工

補強を終えた下地の上に、ケイカル板（ケイ酸カルシウム板） を新しい軒天材として貼り付けました。

ケイカル板（ケイ酸カルシウム板）とは？

・耐火性に優れている … 火に強いため安心
・防湿・防カビ性がある … 湿気の多い場所でも劣化しにくい
・軽量で施工しやすい … 建物への負担を軽減

といった特徴があり、住宅の軒天や内装でもよく使われる建材です。

特に雨漏りの影響を受けやすい玄関ポーチの軒天には最適な材料です✨

軒天張替工事完成

軒天張り替え工事が完了しました(*’ω’*)
施工後は見た目も白く清潔感があり、玄関まわりの印象も大きく改善されました✨

内部までしっかり確認・補修を行うことで、再発のリスクを抑え、安心して暮らしていただける状態になっています！

軒天の剥がれやシミは「見た目の劣化」だけではなく、雨漏りや構造部の腐食につながるサインの場合があります。
放置してしまうと補修範囲が広がり、工事費用も高額になってしまう可能性があるため、早めの点検・補修がおすすめです。