経年劣化で変色・反りが見られるベランダ屋根

ベランダ屋根に使われていたポリカ波板は、紫外線や風雨にさらされることで徐々に劣化していきます。
今回の点検では、波板の表面に変色や反りが確認されました。

特に反りが強くなると固定部分に隙間ができ、強風で飛散するリスクも高まります。

ベランダ屋根は普段から使用頻度が高く、洗濯物干し場としても利用されるため、安全性や耐久性を保つことが重要です。
また、透明性が失われて暗い印象になると、生活の快適性も損なわれてしまいます。

ベランダ屋根の軒樋に苔が発生

ベランダ屋根にも雨樋（軒樋）が設置されています。
一見見落としがちな部分ですが、ここに落ち葉や土がたまると苔や雑草が発生します。

実際、樋の中に緑色の苔が繁殖し、排水の流れを妨げていました。
雨水が溢れると外壁や下屋根を汚す原因になり、最悪の場合は住宅内部に雨漏りを引き起こすこともあります。

ベランダ屋根の雨樋は地上から見えにくいため、定期点検でのチェックが欠かせません。

ベランダ屋根の交換を実施、作業には足場の設置が必要

今回は2階部分にあるベランダ屋根の交換工事でしたので、安全な作業のため足場を設置しました。
脚立や簡易的な作業台での対応は転落事故の危険性があり、職人の安全を守るためにも足場は必須です。

足場を設置することで、細かな清掃や波板の取り付けも正確に行うことができます。
また、近隣への配慮として作業効率も上がり、結果的に工期短縮や仕上がりの品質向上につながります。

雨樋部分を丁寧に清掃

交換工事の前に、まずは軒樋にたまった土や苔を清掃しました。
専用ブラシでしっかりと取り除くことで、排水機能が回復し、今後の雨水トラブルを予防できます。

樋の清掃は見落としがちな作業ですが、ここを怠るとせっかく波板を新しくしても水はけが悪くなり、再び苔や汚れが発生してしまいます。

ポリカ波板の交換工事の際に、下処理としてしっかり清掃することで、機能性を長持ちさせる効果が期待できるのです。

高耐久のポリカーボネート波板へ全交換

清掃や補修が必要な部分の処理後、高耐久のポリカーボネート波板へ全交換を行いました。
ポリカーボネートは衝撃に強く、耐候性にも優れており、従来の塩ビ製波板と比べて寿命が大幅に向上します。

部分交換も可能ですが、全体的に劣化が進んでいる場合は、全交換をおすすめします。

新しく取り付けた波板は透明性が高く、ベランダ全体が明るくなりました。
また、専用の固定金具を使用することで、強風や大雨にも耐えられる仕上がりとなっています。

これで美観・機能性ともに大きく改善し、今後長期間にわたり安心してご使用いただけます。

まとめ

船橋市新高根で行ったベランダ屋根の点検と交換工事をご紹介しました。
ベランダ屋根は普段の生活に欠かせない場所だからこそ、定期点検とメンテナンスが重要です。

波板の劣化や雨樋の不具合にお困りの方は、わたしたち街の屋根やさんまでお気軽にご相談ください。