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瑞浪市の建設中のビルのパラペットに 通気見切りを設置してきました
更新日:2025年8月15日
皆さん、こんにちは!街の屋根やさん東濃店です
瑞浪市の建設中のビルの屋上のパラペットに、通気見切りを設置してきました。
通気見切りとは、屋上や外壁の内部に空気の通り道を確保しつつ、雨や虫の侵入を防ぐための部材です。正しく設置することで建物内部の湿気を逃がし、耐久性を高める効果があります。
現場のビルの屋上です。片流れの屋根の三方が、パラペットと呼ばれる低く立ち上がった壁で囲われています。
屋根におけるパラペットの役割は、コンクリート造りのビルなどで水返し(水が屋上からでないように)として、また防水材の立ち上がりとして設けられることが多いです。
しかし外壁がそのまま屋根のパラペットになっていると、外壁内部の湿気の逃げ道がなくなります。そこで通気見切り材という部材を設置して、外壁の通気や換気を促すようにします。
小さな穴がたくさん開いた部材が通気見切り材と呼ばれるものです。角部分の形状に合わせて「出隅用」「入隅用」の専用部材や見切り材の連結部分も専用の役物があり、施工しやすくなっています。
【出隅】:建物の角が外側に出ている部分
【入隅】:建物の角が内側に入り込んでいる部分
パラペットの外周と内側に、通気見切りを設置し終わりました。
この後は、建物の外壁を張り、パラペットの内側部分には板金を設置し、パラペットの上部にはそこに雨水が入り込まないように笠木を被せます。
笠木とは、塀や手すり、腰壁、パラペットなどの最上部に被せる仕上材のことを言います。この場合の笠木は雨水を外に流し、パラペットの内部を保護する重要な部材です。通気見切りと組み合わせることで、湿気と雨水の両方から建物を守ります。
≫【関連記事】笠木ってどこのことを言うの?
今回の通気見切りは、笠木にすっぽり隠れる設計になっているので、デザイン性にも優れていると言えます。
一般的には、通気見切りが設置されているお宅は少ないと思います。通常は、軒天と外壁の取り合いはシーリングなどで塞がれています。
通気が不足すると、内部に湿気がこもりやすくなります。その結果、木材や断熱材が劣化しやすくなってしまいます。
外からは見えない構造になっていますが、小さな穴がたくさん空いた部材である通気見切りが内蔵されている通気軒天見切りです。
このような通気軒天見切りを取り付けることで、外壁内部の通気性を高めることができ、室内の快適性や、外壁の耐久性能も高めることができます。
小さな部材ですが、建物の寿命を左右する重要な役割を果たします。
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近頃では一般の住宅でも、パラペットを設置される方もいらっしゃいます。屋根が隠れデザイン的にスッキリ見せることができる利点はありますが、雨が外に流れにくい分、屋根とパラペットの境目が傷みやすくなります。また上で説明した笠木の部分は、経年劣化や外的要因で板金が傷んだり、破損したりして、雨漏りの原因にもなりやすい点は注意が必要になります。定期的な点検とメンテナンスで、長く安心できる環境を保ちましょう。
街の屋根やさん東濃店では、日々経験豊富な職人が様々な屋根の施工をしています。パラペットのみならず、屋根の補修・点検、雨漏りの調査、リフォームなどをお考えの場合は、是非一度ご相談ください。
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