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日立市 10年経たない石粒付き金属屋根を調査!メンテナンスフリー?
更新日:2025年8月5日
茨城県の皆様こんにちは、街の屋根やさん水戸店です。
本日は、日立市のお客様からご依頼いただいた屋根調査の事例をご紹介します。
きっかけは、「飛び込みの業者から棟が浮いている言われ、心配になった」ということでした。
普段はなかなかご自身では確認できない屋根の状態。
訪問してきた業者さんに、急に不具合を指摘されるととても不安になりますよね(・´-・`*)
お客様のお住まいは、平成29年(2017年)に葺き替え工事をされたとのこと。
2025年現在で
屋根を一新されてから8年、まだ10年に満たない状況です。
年数を考えるとよほどの施工不良か、なにかしら環境的な問題がない限り、大きな不具合が出る時期ではありません。
さっそく長梯子で二階に登り、棟の状態を確認しました
(๑•̀ - •́)و✧
日立市の屋根は、
石粒付きのジンカリウム鋼板を使用していました。
金属板の表面に天然石の細かい粒をコーティングした屋根材のことです。ベースとなるのは「ジンカリウム鋼板」という錆に強い金属で、その上に石粒が付いていることで、見た目が自然な瓦やスレート風に仕上がります。
ジンカリウムはガルバリウムと同様の、アルミ・亜鉛合金めっき鋼板です。
組成を見ても、亜鉛とシリコンにほんのわずかな違いがあるだけで、素材はほとんど同じです。
商標登録を行った会社が異なるため、名称が違っていますが、JIS規格ではジンカリウム鋼板はガルバリウム鋼板と定められているんですよ。
石粒でコーティングされているジンカリウムは、
傷が付きにくく、紫外線にも強いのが特徴です。
耐久性に優れ、特に海が近い地域では、錆びにくさや耐候性から選ばれることが多い屋根材です。おそらく海沿いにある立地を考えて、この屋根材を勧められたのだと思います。
ただし、施工した工事店はすでになくなってしまったそうで、アフターフォローが受けられない点は心配になりますよね
(๑•́_•̀๑)
まず指摘があった、棟が浮いている件について調査しました。
棟板金はしっかりと留め付けられており、コーキングも打ってあるので特に問題はない状態。お客様が心配されていた、浮きやぐらつきなどは確認されませんでした。
ひとまず安心ですが、「せっかくだから屋根全体の様子も見てほしい」とのご要望をいただきましたので、隅々まで点検しました。
一見大きな破損や剥がれはありません。しかし、『メンテナンスフリー』と言われる石粒付き金属屋根でも、注意すべき点がいくつかありました。
まず目についたのが、施工後8年にもかかわらず、
屋根表面にはカビや藻の発生が見られました。
日立市の中でも海に近い地域では、潮風によるベタつきや湿気が原因と思われるこうした汚れが、早めに出やすくなります。
石粒付き金属屋根は、30年の保証が付くことも多く、
「塗装が不要」「メンテナンスコストがかからない」といったセールストークをよく耳にします。
一方で、近年人気のSGL鋼板屋根は、耐久性は高いものの15年ほどで塗装が必要とされています。それに対して「塗装いらず」という点が、石粒付き金属屋根の大きな売りになっているようです。
ところが実際には、日立市のお客様宅のように施工から10年も経たないうちに、カビや藻が繁殖してしまうケースも…。
「メンテナンスフリー=なにもしなくてよい」という意味ではないと、お考えになった方が安心かもしれませんね。
私が以前メーカーさんから受けた研修では、
埃などは屋根に付着するため、定期的な洗浄は必要。あまり強く洗いすぎると石粒が剥がれてしまうので、水圧を下げて汚れを落としてくださいと言われました。
再塗装は不要とされていますが、メーカーさんの説明では、塗料も開発しているとのことでした
(;'-' )
軒先の一枚目の屋根材は、
ビスを真上から打ち付ける脳天打ちが施されています。
屋根材や外壁など、雨水が侵入しやすい部分で脳天打ちを行うと、部材の上部がビスによって開き、雨水が侵入しやすくなるため、
避けなければならない手法です。
ビス自体も環境の影響からか、8年で錆びてしまっています。
本当にこのあと22年も放置したままでいいのでしょうか…?
年間200件ほどの多種多様な屋根を見ていますが、いくら高寿命で高耐久の屋根でも、
10年~15年くらいでの定期点検や、その時々に応じたメンテナンスは必要だと思います。
大切なお家を守る屋根は、年々苛烈になる紫外線や暴風雨と闘ってくれています。
今はよくても10年、20年が経ったころには、疲弊しきっているかもしれません。
たしかに「30年なにもしなくても大丈夫!」という言葉は大変魅力的ですが、過度な期待は禁物です
(ฅฅ*)お客様には現状をお伝えした上で、
「外壁塗装を行うタイミングで屋根も一緒にメンテナンスしましょう」とお話しさせていただきました。
今回のお客様宅では、棟自体には問題はなく、施工不良も見られませんでした。
ただし、屋根表面の汚れや藻の発生からも分かるように、「メンテナンスフリー」という言葉を鵜呑みにしてしまうのは危険です。
屋根を長持ちさせるために大切なのは、数年ごとの点検で小さな劣化を早めに見つけてあげること。
街の屋根やさん水戸店では、石粒付き金属屋根をはじめ、さまざまな屋根材に対応した点検やメンテナンスのご相談を承っております。業者の言葉に不安を感じたり、「本当にうちの屋根は大丈夫?」と心配になった時は、ぜひ一度お気軽にご相談くださいね
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