既存の防水は色あせてきている状態

既存の防水ですが、色あせてきている状態になっています。ただそこまでひどい状態ではありません。
亀裂や破れなどが起こっているわけではないのでまだ安心できる防水といえます。

ですが早い段階で補修をしておけば、亀裂部分の補修などもない状態で工事が行えるため費用を少し抑えることが出来ます。
また今回は屋根工事で足場を組んでいるので同時に作業を行うことで足場代を浮かせることが出来ますね。

そのため追加で防水の塗装工事も行うこととなりましたよ。

防水を掃除してから下塗り作業

防水塗装工事では、まず既存の防水の掃除を行います。
ゴミなどが付いたまま塗装してしまうと塗装がうまくつかなかったり剥がれてしまう恐れがあるためですね。

掃除が終わったら下塗り材としてプライマーを塗布していきます。
このプライマーという塗料は下地と新しく塗布する塗料との密着性を高めるものになります。
これにより塗料がしっかりと密着するため耐久性がアップしますよ。

下塗りが乾いてからウレタン防水材を塗布します

下塗りのプライマーが乾いたら中塗りとしてウレタン防水材を塗布していきます。
ウレタン防水は液体状のウレタン樹脂を塗り重ねて防水層を形成する工法になります。

費用は抑えて施工が出来て、液体状なので複雑なところにも塗布することが出来るためよく使用される工法になりますね。
繋ぎ目が出来ないような仕上がりにできるため、完成した際に綺麗な防水になるのが魅力ですね。

同じ塗料で重ね塗りを行います

１回目の中塗りが乾いたら上からもう一度同じ塗料で塗り重ねていきます。
２度塗りを行うため時間がかかりますが、これにより塗料に厚みが出来るため耐久性がグンっとアップしますよ。

ひび割れも起こしにくいので雨漏りに繋がる可能性も少なくなりますよ。

最後にトップコートを塗布して完成

２回目のウレタンが乾いたら仕上げにトップコートを塗布していきます。
トップコートは紫外線から防水層を守るために塗布しています。トップコートは大体５年程度で劣化してきてしまいます。長持ちさせるためには５年後にもう一度トップコートを塗布することをお勧めしますよ。

以上でウレタン防水工事完了になります。
綺麗で明るい防水に仕上がりましたね。今回はグレーで仕上げましたが、他の色の塗料もあるので求めている色にすることが出来るかと思います。

あとは定期的に点検を行っていくことが長持ちさせる秘訣になります。何かあった場合はお気軽にご相談くださいね。