岐阜市で突風、竜巻の可能性…車庫の屋根飛ばされた住民「電気がついたり消えたり」「自宅も揺れて耳鳴り」

岐阜県内は１４日夜から１５日朝にかけて大雨や突風に見舞われ、岐阜市内では民家など計２４棟の屋根瓦がはがれるなどの被害が発生した。岐阜地方気象台は１５日、同市城田寺などで起きた突風は「竜巻」の可能性が高いと判断し、強さは風速毎秒約３５メートルと推計した。

先日の岐阜市内でのニュースです
今回はこちらのニュースに近い事例をお伝えします

こちらは同じ岐阜市内で起きた突風（強風）での屋根修理事例です。

強い風によって棟の瓦がめくれ下屋根の瓦に当たり割れていました。

大きな音がしたので窓から覗いてみたら瓦が割れていたとのことです。

屋根上にあがると棟の瓦がめくれて漆喰が剥き出しの状態でした。

瓦を固定していた釘の下地である木材には黒く腐食及び劣化がありました。
釘が充分には効いていない状態でした。

経年劣化により棟の固定力が低下するとこういった被害が起きやすくなりますので
はやめはやめの修理をしてあげたほうがいいですね

即日の修理は足場もなく危険なのでその日は応急的に養生を行いました。
とりあえずの雨であればしのげますので少しは安心をしていただけると思います。

工事の準備を整えて修理へ

今回はエビス瓦のモニエースを使用しました。

まずは割れた瓦の修理から
棟の瓦が落ちて生きた箇所の瓦は粉々になって割れていました。

新しい瓦での差し替えを行いました。
年数が経過しており全く同じ色がありませんでしたので近似色での差し替えを行いました。
どうしても差し替え箇所が目立ってしまうのでなるべく目立たない箇所に瓦を移動させて差し替えを行いました。

■【既設の棟瓦取り外し】
既存の棟瓦をすべて取り外します。
この作業は慎重に行わないと、周囲の瓦に影響を与えてしまう可能性があります。
劣化していた漆喰や葺き土の状態も確認しながら、丁寧に撤去しました。

■【漆喰と葺き土の撤去・処分】
経年劣化した漆喰と葺き土は、強度も落ちており、このままでは再度の被害につながります。
撤去後はすぐに新しい材料での補修準備に取りかかりました

■【強力棟・棟木の取付】
新しい棟を支えるために、金具で強力棟をしっかりと取り付けます。
この作業が棟の安定性を決める大事な工程です

■【湿式工法（なんばん漆喰）による施工】
今回は湿式工法を採用し、なんばん漆喰を使用して棟を固定しました。
なんばん漆喰は耐久性と防水性に優れており、従来の工法よりも長持ちします。

■【棟瓦の復旧・ビス固定】
棟瓦はひとつずつ丁寧に戻し、パッキン付きのステンレスビスでしっかりと固定しました。
これにより、将来の突風や地震でも外れにくい強固な棟に仕上がります。

■【完了後の確認】
工事完了後は、瓦の仕上がりや全体のバランス、雨仕舞の確認をしっかり行いました。
H様からは「安心して住めるようになりました」と喜びの声をいただきました。

突風などの自然災害によって屋根が傷むことは避けられません。
早めの対応が、お住まいを長持ちさせるポイントです。
屋根の点検や修理は、街の屋根やさん岐阜店にお任せください。

「うちの屋根も大丈夫かな？」と心配な方は、ぜひ一度ご相談ください。
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