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那珂市 築30年の厚型スレート瓦で複数の問題点発覚!葺き替えがベスト
更新日:2025年7月15日
茨城県の皆様こんにちは、街の屋根やさん水戸店です。
那珂市にお住まいのお客様から、「屋根が茶色っぽく変わってきて心配…」とご相談をいただきました。
こちらのお宅は築30年で、15年ほど前に屋根塗装を実施されていますが、それ以降特別なメンテナンスはしていなかったそうです。
今回は現地調査の様子をお伝えしつつ、厚型スレート瓦の特徴や注意点、必要なメンテナンスについてもお話ししていきますね(ˊᗜˋ*)/
今回調査を行う屋根材は厚型スレート瓦。重量があるため耐風性に優れ、また独特の重厚感が特徴です。
厚型スレート瓦は、セメントを主原料に繊維を混ぜて作られた屋根材で、見た目が和瓦に近い印象があります。粘土瓦よりも価格が比較的リーズナブルで、1970年〜1990年代に多く使われました。
意匠性に優れた建材として人気を集めた時代もありますが、塗装による表面保護が重要で、定期的なメンテナンスを必要とする屋根材の一つです。
経年による塗膜の劣化で雨水を吸いやすくなり、割れや欠けが生じやすいのが特徴。耐用年数は約30年前後とされ、現在では製造終了している商品がほとんどで、新たに入手するのは非常に困難です。
お客様が気にされていた、屋根全体に広がる茶色いものの正体は…
カビや苔でした。
厚型スレート瓦は表面がセメント質で水分を吸収しやすく、経年による防水性能の低下もあり、特に日当たりが悪く湿気がこもりやすい場所では、カビ・苔・藻などの繁殖が進みます。
これらが広がると見た目だけでなく、屋根材自体の劣化も加速してしまいますので、実は要注意なんです
(>_<。)
調査を進めて行くと、棟瓦(屋根の棟部分に使用される瓦)にズレやひび割れが多数見つかりました。
ズレた箇所は大きな隙間があいており、この状態では雨水の侵入が心配です。
原因としては、
経年による漆喰の劣化や、地震などの揺れが考えられます。漆喰はもともと粘土質で水分を含んでいるため、紫外線や風雨によって徐々に硬化・ひび割れし、固定力を失いやすいのです。
棟自体が弱っている影響で、棟に接する瓦にもズレた箇所が多く確認できました。
棟が三方向に分かれた三つ又部分には、以前塗装の際に行った思われる、コーキング補修の跡がありました。
しかし、
すでに劣化して破断してしまい、なんとか残ったコーキングも乾燥し切っていて、いつ剥がれてもおかしくない状態です。
二つの屋根面がぶつかってV字型になる場所には、
金属製の板=谷板金が取り付けられています。
谷板金は「屋根に降った雨水を集めてスムーズに排水する」「屋根材の隙間からの浸水を防ぐ」などの大切な役目があり、劣化すると雨漏りの原因になりやすい場所でもあります。
経年で傷みが進んだ状態なので、交換が必要な時期に差しかかっていると言えるでしょう。
防水紙の耐用年数も限界に…。
築30年ということもあり、
防水紙(ルーフィング)の劣化も考慮しなければなりません。
防水紙は屋根材の下に敷かれ、万一屋根材から雨水が侵入しても屋内への漏水を防ぐ重要な役割を担っていますが、
耐用年数は一般的に20〜25年程度。
柔軟性が失われ、ひび割れや破れが生じると、防水機能を果たせなくなってしまいます
(。•́ - •̀。)
瓦屋根なので、古い屋根材を再利用する葺き直しが可能ですが、廃番品ゆえにひび割れた瓦を新しい瓦に差し替えることができません。
総合的に考えると、
葺き替えがベストな選択だと判断しました。
葺き替えは古くなった屋根材をすべて撤去し、下地の修理や防水紙を貼り直した上で、新しい屋根材に交換する工事のことです。屋根を根本からリフレッシュできるので、長持ちさせたい方におすすめです。
✓防水力が低下してカビや苔が発生✓棟瓦のズレやひび割れ・緩衝する瓦のズレ✓三つ又部分のコーキングの破断✓経年で傷んだ谷板金✓耐用年数を超えた防水紙これらの問題点を解消するためには、今回は葺き替えが最適だとご提案させていただきましたが、大がかりが工事になるので、ご家族でいろいろご検討くださいとお伝えしました
((*_ _))
今後も安心してお住まいいただくためには、現状に合わせた適切な対応が重要だと思います。
ですが、全面的な修繕の場合は費用面が大きなハードルになることも…。なかなか踏み切れずに、悩まれている方もいらっしゃるかもしれません。
そんな時は、例えば部分的な修繕や、将来に備えた点検だけでもOKですし、リフォームローンのご相談もできますよ。
『気になった時がメンテナンスのタイミング』です。まずはお気軽にご相談くださいね
٩(ˊᗜˋ*)و*
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