突然の落雷から住まいを守る！屋根に避雷針が必要な理由とあわせて知っておきたい雨漏り対策
更新日：2025年07月12日
とくに沿岸部では、気温と湿度が高まる夏季に落雷が集中し、住宅への影響も見逃せません。
雷が屋根に直撃すれば、テレビや家電の故障、感電、火災のリスクまで発生します。
また、同時に発生する豪雨により、屋根からの雨漏りや構造の破損などのトラブルも重なりやすくなります。
住まいの安全性を守るためには、雷に強い屋根構造や設備の検討が欠かせません。
屋根の最上部に設置し、地中に埋めたアース（接地線）に電気を流すことで、落雷による家電の破損や火災のリスクを低減します。
この避雷針は高層ビルや公共施設で一般的ですが、近年は戸建て住宅にも設置するケースが増えてきました。
ただし、建築基準法により避雷針の設置が義務づけられているのは、高さ20m以上の建物のみです。
つまり、一般的な戸建て住宅には設置義務はありません。
しかし、雷の被害が多い地域や高台にある住宅では、避雷針の設置が大きな安心材料になります。
設置する・しないの判断は、地域の気象状況や屋根の構造、周囲の建物との関係などを考慮して検討するのがおすすめです。
しかし、太陽光発電システム全体は、落雷の影響を受けやすい電気設備であるため、注意が必要です。
落雷が発電システムに影響を及ぼすと、パワーコンディショナ（変換機）の破損や配線のショート、電圧異常などが発生し、修理や交換に多額の費用がかかることもあります。
このようなトラブルを防ぐために、避雷針や避雷器（SPD：避雷保護装置）の設置は有効な対策です。
とくに雷が多い地域や、太陽光パネルを高い位置に設置している場合、リスクが高まるため設置を検討する価値があります。
避雷針と併せて、分電盤やパワコンまわりの雷対策も忘れずに確認しておきましょう。
ゲリラ豪雨と同時に起きる雨漏りも、屋根の劣化や破損が原因で発生することが多くあります。
たとえば、ヒビの入ったスレート瓦や浮いてしまった棟板金から雨水が侵入し、室内にまで被害が広がるケースもあります。
こうしたトラブルを未然に防ぐためにも、屋根全体の点検と、必要に応じた補修・避雷針のご相談をおすすめしています。
わたしたち「街の屋根やさん」では、屋根の状態確認から工事のご提案まで無料で対応しております。
落雷の多い季節になってきましたので、ぜひ一度、専門業者によるチェックをご検討ください。
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