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名古屋市緑区で資材倉庫の波型スレート屋根をリフレッシュ!断熱仕様で快適な保管環境に
名古屋市緑区 倉庫
【工事のきっかけ】
今回ご相談いただいたのは、名古屋市緑区にある資材倉庫の屋根メンテナンスについてです。
「年数が経って、屋根が傷んできたのだけど、できるだけ建物は使いながら補修していきたい」というお客様からのご相談がきっかけでした。
現場となる倉庫は「波型スレート屋根」仕上げの建物です。
スレート屋根は倉庫や工場などでよく使われる、耐久性の高い素材です。しかし現場の屋根は、長年の風雨や紫外線によって劣化が進んでいる状態でした。
そこで今回は、工期も費用も屋根の新設よりもずっと少なくて済む「カバー工法」によるメンテナンスを実施! 施工方法や費用などにご納得いただいた上で、工事のご縁をいただくことができました(^O^)/
<街の屋根やさんのお客様との10のお約束>

今回、メンテナンスをご依頼いただいたのは資材倉庫です。倉庫の屋根には、波型スレートの「大波タイプ」が使われていました。
施工内容を詳しくご紹介する前に、波型スレートについて簡単にご説明しますね!

スレートとはセメントを主成分にした板材のことです。そして波型スレートは、表面が波打ったように加工されたスレート板のタイプのことで、波幅の大きな「大波タイプ」と波幅の小さな「小波タイプ」の2種類があります。
大波タイプは屋根に使われることが多く、今回の現場でも使用されていました。
大波タイプの波型スレートは屋根材としては比較的軽量で、耐久性も高く25年以上の耐用年数が期待できる素材です。
波型スレート屋根の劣化はかなり進行していました…!

しかし、耐久性の高い波型スレートも、長年使用すれば当然ではありますが劣化が進みます。今回の現場も、スレートの表面に欠けや割れが確認できました。
さらにフックボルトのサビや屋根全体に色褪せやコケなども生じているようです。
「今後の耐久性を考えても、しっかりとしたメンテナンスが必要」と判断し、既存のスレート屋根を残したまま新たな屋根を重ねる「カバー工法」を採用することになりました。

屋根カバー工事を安全に進行するために、まずは足場の設置から行います。
今回はお客さまが作業中でも倉庫の出入りがしやすいように、出入口付近の足場支柱にはクッション材を設置して安全確保を行っています。
こうした細かい配慮も大切な準備作業のひとつです。
ここからはいよいよ、カバー工法の作業に入っていきます。
今回の工事で特徴的だったのは、屋根に断熱材を追加する仕様だったことです。

じつはご依頼いただいたお客さまは、断熱工事専門の業者様でもあり、この倉庫も断熱材を保管する資材倉庫とのこと。同業者…とまではいかないものの、つながりのある業種の方に出会えたことで、スタッフもモチベーションが上がります…!
断熱工事専門の業者であることから、お客さまご自身も工事の仕上がりに対して断熱性を重視されていました。
「会社の倉庫も、屋根からの熱の出入りをできるだけ抑えられる工事をお願いしたい」とのご希望により、今回は既存スレート屋根の上にグラスウールを敷設し、その上から折板屋根を施工するカバー方法を採用しました。

グラスウールはガラスを主成分として繊維状に加工された断熱材です。繊維の隙間にたくさんの空気層が含まれていて、この空気が断熱の役割を果たしています。
たとえるなら「ダウンジャケット」のような構造です。ダウンジャケットはふわふわの羽毛の間に空気をためて体温が外に逃げないように守ってくれていますよね。グラスウールも同じように、熱の排出を抑える構造になっています。
ただし、グラスウールは水分を含むと断熱性能が低下してしまうため、今回はアルミクラフト紙(アルミ箔でできたビニール袋のイメージ)で防湿加工されたタイプを使用しました。

さらに、スレート屋根を固定しているボルトはいくつか頭部分が飛び出しているものがあったため、作業前にはボルトの先端を切断して、屋根表面を平滑にしました。
そこへ隙間なく丁寧にグラスウールを敷き込んでいきます。

この断熱層を設けることで、倉庫内の冷たい・暖かな空気が外に排出されたり、日光によって倉庫内の温度が上昇するのを防ぐ効果が期待できます!
グラスウールの敷き込みが終わったら、いよいよ新しい屋根の施工に入ります。今回の新たな屋根材は、ガルバリウム鋼板製の折板屋根です。
折板屋根は、金属板に深い波状の折り目が付けられているのが特徴です。強度が高く、耐久性にも優れているため、工場や倉庫など大型の建物の屋根によく使われています。
ただし既存のスレート屋根の上に、いきなりこの折板屋根を設置することはできません。劣化が進んだ既存屋根に直接設置しても、屋根の強度を保つことができないためです。
ボロボロの木の板の上に、新しい木の板をビスで打ち付ければ、下の木が割れてしまう…といったイメージです。

そこで、タイトフレームという金属下地材を、スレート屋根の上に設置します。タイトフレーム自体は屋根の梁部分に固定するので、下の屋根の干渉はほとんど受けません。
このタイトフレームに折板屋根本体を順番にボルトで固定し、しっかりと一体化させていきました。
折板屋根は耐久性の強さが魅力ですが、雨仕舞もしっかり行うことが重要です。特に倉庫のように防水シートが敷かれていない建物では棟部(てっぺん部分)からの浸水リスクが高くなります。

そこで今回は、雨が屋根内部に入り込まないように折板屋根の端を内側に折り曲げる加工(折り曲げ加工)を実施しました。こうすることで、入口に「返し」ができ、雨水が入りにくくなります。
さらにその折り曲げた部分のすぐ手前に「エプロン面戸(めんど)」という部材を取り付けます。これはすき間をしっかりふさぐためのゴムパッキンのような役割を持つ部材です。
最後に、ビスでしっかり固定することで、風でめくれたり飛ばされたりしない丈夫な仕上がりになります。
こうした雨仕舞の処理を丁寧に行うことで、長く安心して使える折板屋根が完成します。
屋根本体の施工が終わったら、最後は板金役物(やくもの)取り付けの仕上げ工程です。
屋根のてっぺんにあたる「棟板金」と、側面部分にあたる「ケラバ板金」を取り付けて、全体の防水性・耐久性をさらに高めた状態に仕上げていきます。
倉庫や工場のように大きな面積を持つ屋根では、この仕上げ処理がとても重要な役割を果たします。

すべての工程が無事完了し、倉庫全体が見違えるようにきれいになりました。
ガルバリウム鋼板製の新しい折板屋根が被さったことで、外観もぐっと引き締まりました。
さらに断熱層の効果で室内環境も快適になることが期待できます。資材の保管品質の安定にもつながり、長く安心して使用できる倉庫となりました!
波型スレート屋根は丈夫な素材ではありますが、長年の使用で徐々に劣化は進んでいきます。特にフックボルトのサビや台風による飛散など、雨漏りの原因になりやすい部分も多くあります。
また、古いスレート屋根の場合、アスベストが含まれているケースもあるため、解体を伴う全面張り替えよりも、既存屋根を残してカバー工法で施工する方法が有効な場合も多いです。
街の屋根やさん名古屋南店では、倉庫や工場の屋根メンテナンスも多く手掛けています。
「そろそろ屋根が心配かも…」と感じたら、ぜひお気軽にご相談ください。現場確認やご提案は無料で行っておりますので、ご安心くださいね。
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