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夏にも注意!住宅を傷める結露の原因と対策
更新日:2025年9月4日
こんにちは、街の屋根やさん堺店です。
結露というと、冬の寒い時期に窓ガラスが曇る現象を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
実は、結露は夏場にも発生するのです。特に「内部結露」は建物内部に見えないところで起きるため、気付かないうちに住宅に大きなダメージを与える恐れがあります。
今回は、私たち「街の屋根やさん堺店」から、夏場に起こる結露(内部結露)のリスクや対策・街の屋根やさん堺店で行った結露対策の施工事例についてご紹介いたします。
【参考記事】
▶屋根リフォームで夏の暑さ対策、屋根塗装、棟換気設置で省エネにも!
結露には大きく分けて「表面結露」と「内部結露」の2種類があります。
「結露=冬の現象」と思われがちですが、夏場でも内部結露は起こります。
その主な原因は冷房による室内と屋外の温度差です。
夏場の外気温は高く、湿度も高いため、建物の壁や屋根の外側は蒸し暑い状態です。一方で、室内はエアコンで冷やされているため、壁や天井の内側は温度が低くなります。
この温度差が原因で、外側から建物内部に侵入した湿気が、冷たい内側の面で急激に冷やされ、水滴となって現れるのが「夏の内部結露」です。
特に起こりやすい場所
・天井裏
・屋根裏(特に断熱が不十分な場合)
・壁の中
※これらは風通しが悪く、湿気が起りやすいので注意が必要です。
内部結露は目に見えない分、被害に気づきにくいのが厄介です。
しかし進行すると、住宅に深刻な問題を引き起こすことがあります。
| ・カビの発生 | 湿った空間はカビにとって絶好の繁殖環境です。カビは見た目の不快感だけでなく、アレルギーや呼吸器系のトラブルの原因にもなります。 |  |
| ・木材の腐食 | 柱や梁などの構造材が長期間湿った状態になると、徐々に腐食が進み住宅の強度が著しく低下します。 |  |
| ・シロアリ被害 | 湿った木材はシロアリにとって好環境です。構造材の劣化が加速し、リフォームや大規模な修繕が必要になることもあります。 |  |
| ・断熱性能の低下 | 断熱材が湿気を含むと、本来の機能を果たさなくなります。これにより冷暖房効率が悪くなり、光熱費も上昇します。 |  |
夏場に起こる結露は内部結露になりやすく、建物に悪影響を与えてしまう事が多いので対策が必要です。
夏場の結露対策をご紹介します。
調査会社に購入した住宅に不具合がないか調査依頼をしたところ、天井裏に結露があると言われました。
改善する方法が知りたいので、屋根裏点検をお願いしたいです!とご相談がありました。
3階の部屋にある既存の点検口から天井裏の点検を行いました。
天井裏が狭く人が入れるスペースがなかった為、届く範囲のみで確認を行いました。
天井裏は密閉され空気の流れもなく、手を入れてみると湿気を感じる状態でした。
屋根裏面に取り付けられている断熱材の表面に水滴が付着していました。断熱材の隙間に手を入れると、ベタベタし手が濡れるくらいの湿気が発生しています。
断熱材をめくってみると、屋根の合板に水染みが見られ、他にも黒ずみがありました。木材の黒ずみの原因はカビによる腐食です。
天井裏の断熱材をめくって通気口が設置されていないか点検をしましたが、設置されていません。住宅の外周を確認しても見当たらず、屋根に『換気棟(かんきむね)』の設置もありません。
北側吸気口と対面の南側排気口を開口する為に、工具で外壁に穴を開けました。
南側は排気口に換気扇を設置する為、電気工事士により電源工事を行います。
換気扇は中間取付型を採用し、吸い込み口を取付ました。
天井裏に空気の通り道でもあるダクトを外部フートに接続しました。接合部にはアルミテープを貼って密閉度を高め、空気漏れを防止します。
防水対策として捨てシールを打っておきました。
空気の取り入れは電源を必要としない自然吸気を行うので、北側にはフードのみを設置しました。
フード周りには南側と同様にシーリングを打っておきました。
外壁を開口する為に、仮撤去しておいた断熱材を再設置しました。
これで天井裏換気システムの設置が完了しました!
通気口が一切なく、密閉状態であった天井裏に空気の流れができて換気される様になりました。
後日、お客様より『3階の部屋が快適になって、過ごしやすくなりました。ありがとう!』と、嬉しいお言葉をいただく事ができました。
結露は冬だけでなく、夏場にも「内部結露」という形で発生し、見えない場所で住宅をむしばみます。特に近年の高温多湿な夏では、冷房による温度差で結露が起こりやすくなっています。建物の寿命を縮めるだけでなく、住む人の健康にも影響を与える可能性があるため、予防策や早期の点検・修繕が非常に重要です。
私たち「街の屋根やさん堺店」では、屋根裏や壁内部の点検、断熱・換気対策のご提案も行っております。
「夏になると2階が暑い」「天井裏のカビが気になる」など、少しでも気になることがあれば、ぜひお気軽にご相談下さい。
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