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松本市|築50年の公民館をSGL鋼板へ屋根葺き替え|320㎡・費用510万円
松本市 屋根葺き直し
【工事のきっかけ】
今回のご相談で自治会の方が特に心配されていたのが、古くなった瓦の状態でした。
屋根に使用されていたのはセメント瓦です。
長期間使用されてきたことで表面の塗膜が剥がれ、場所によってはコケの付着や棟周辺の傷みも確認できました。
公民館という多くの方が利用する建物であることも踏まえ、これからも維持していくために屋根全体を更新する方針となりました。
既存の重いセメント瓦を撤去し、新しい屋根材にはSGL鋼板の「ニクスPRO GMルーフ」を採用します。
基本情報
- 施工内容:屋根葺き直し
- 施工期間:2週間
- 築年数:約50年
- 使用材料:ビルトマテリアル株式会社
ニクスPRO GMルーフ
SGL鋼板
瓦が落ちないか心配とのご相談から公民館の屋根を調査
街の屋根やさん松本諏訪平店を運営するイトウ住建です。
松本市の地域自治会から、築約50年が経過した公民館の屋根についてご相談をいただきました。
「屋根がかなり古くなり、瓦が落ちないか心配」というのが工事を検討されたきっかけです。
公民館は地域の方が利用する建物です。まず屋根全体を確認すると、既存のセメント瓦には塗膜の剥がれやコケ、棟部分の傷みなどが見られました。
部分的に傷んだ瓦だけを直すのではなく、屋根全体の経年劣化を考慮し、既存のセメント瓦を撤去してSGL鋼板へ全面的に葺き替えることになりました。
今回の屋根面積は約320㎡。工期は約2週間、工事費用は約510万円です。

現場:松本市・地域公民館
築年数:約50年
屋根面積:約320㎡
既存屋根:セメント瓦
主な症状:塗膜剥離・コケ・棟周辺の傷み
工事:屋根全面葺き替え
新屋根:SGL鋼板 ニクスPRO GMルーフ
工期:約2週間
費用:約510万円
今回のポイントは、傷んだセメント瓦だけを交換する部分補修ではなく、既存瓦をすべて撤去して屋根全体を更新したことです。
さらに、工事を進めて瓦を撤去すると、その下にある古いルーフィングにも破れが確認されました。
表面の屋根材だけを新しくするのではなく、普段は見えない下地・防水層まで確認して更新できることも、葺き替え工事の特徴です。

施工前の屋根を確認すると、セメント瓦の表面では塗膜が広い範囲で剥がれていました。
さらに、場所によってはコケの付着も確認できます。
セメント瓦は表面を塗装して保護する屋根材ですが、今回の公民館では築約50年が経過し、屋根全体に経年による傷みが見られました。
今回は一部分だけの症状を見るのではなく、屋根全体の状態と今後の維持管理を考慮して、塗装や部分補修ではなく葺き替えを選択しています。

屋根の頂部にある棟周辺にも傷みがあり、棟瓦の下に施工されている面戸が欠落している部分が確認できました。
棟は屋根面同士が合わさる重要な部分です。
今回は瓦表面だけでなく、こうした棟周辺にも経年劣化が見られたことから、特定の箇所だけを直すのではなく、屋根全体を更新する方針としました。

屋根葺き替え工事に入る前に、建物の周囲へ足場を設置しました。
今回は約320㎡ある公民館の屋根から大量のセメント瓦を撤去します。
安全に作業できる環境を確保するとともに、撤去時の破片や資材などが周囲へ飛散するのを抑えるため、足場には飛散防止ネットも設置しています。
工事前には近隣の方へのご挨拶も行い、作業内容や工事期間をお伝えしてから施工を開始しました。

まずは既存のセメント瓦を屋根から撤去していきます。
葺き替え工事は、既存屋根を残したまま新しい屋根材を重ねるカバー工法とは異なり、古い屋根材を撤去して下にある状態を確認できる工法です。
今回のように築年数が経過した屋根では、瓦を撤去することで、それまで外からは確認できなかった防水層や下地の状態も確認できます。
約320㎡という大きな屋根のため、撤去した大量のセメント瓦はクレーンを使用して地上へ降ろし、順次搬出しました。

セメント瓦を撤去した後は、瓦を固定するために施工されていた木製の瓦桟も取り外します。
瓦と瓦桟を撤去すると、その下に施工されていた既存のルーフィングが見える状態になりました。
ルーフィングは、屋根材の下へ入り込んだ雨水を建物内部へ浸入させないための防水層です。
普段は屋根材に覆われているため、屋根の上から状態を詳しく確認することはできません。

既存屋根を撤去したところ、古いルーフィングには破れている部分が確認されました。
ここは今回の葺き替え工事で重要なポイントです。
施工前にはセメント瓦や棟周辺の劣化を確認していましたが、ルーフィングの破れは屋根を解体したことで確認できた症状です。
そのため、施工前から「この破れが雨漏りの原因だった」と断定するのではなく、解体後に防水層まで劣化が進んでいたことが分かった、と整理するのが適切です。
今回は古いセメント瓦だけを新しくするのではなく、この防水層も含めて屋根を更新します。
既存材を撤去した後は屋根面を清掃し、新しい屋根を施工するための下地づくりへ進みます。

セメント瓦と瓦桟を撤去した後は、屋根面に残った土や木くずなどを取り除きます。
約50年間使用されてきた屋根を解体すると、普段は見えない部分にもさまざまな汚れや劣化が確認できます。
新しい屋根材を施工する前に既存下地の状態を確認し、屋根面を整えてから次の工程へ進みました。
今回は表面のセメント瓦だけを交換するのではなく、防水層まで更新できることが葺き替えを選択した大きなポイントです。
ヤネシタボードを施工して新しい屋根の下地を整えます

既存屋根を撤去・清掃した後、新しい屋根を施工するためにヤネシタボードを張って下地を整えました。
屋根葺き替えでは、新しい屋根材だけでなく、その下にある下地や防水層を適切に施工することが重要です。
既存のセメント瓦をすべて撤去したことで、屋根全体の状態を確認しながら新しい屋根の施工準備を進めることができました。

約320㎡ある大きな屋根の葺き替え工事は、すべての工程を一日で終えることはできません。
屋根材を撤去した状態で雨が降る可能性も考え、作業の進み具合や天候を確認しながら雨養生を行いました。
屋根工事では完成後の仕上がりだけでなく、既存屋根を撤去してから新しい防水層ができるまでの建物をどのように保護するかも重要です。
天候の影響を受ける屋外工事だからこそ、工程ごとの養生を行いながら施工を進めます。

下地を整えた後、新しいルーフィングを屋根全体へ施工しました。
ルーフィングは、屋根材の下へ入り込んだ雨水を建物内部へ浸入させないための防水層です。
今回、既存のセメント瓦を撤去した際には、約50年間使用されてきた古いルーフィングに破れも確認されました。
そこで新しい屋根材を施工する前に、防水層を新しくしています。
完成すると見えなくなる部分ですが、屋根を長く維持していくうえで重要な工程です。

屋根面が交わる谷部分には、新しい谷樋を施工しました。
谷は複数の屋根面から雨水が集まる部分です。
そのため、新しい屋根材を葺く前に納まりを確認しながら施工していきます。
屋根全体を葺き替える今回の工事では、こうした役物も新しい屋根に合わせて施工しました。
軽量なSGL鋼板「ニクスPRO GMルーフ」を施工

新しい屋根材には、SGL鋼板を使用した「ニクスPRO GMルーフ」を採用しました。
これまで使用されていたセメント瓦をすべて撤去し、軽量な金属屋根へ変更しています。
今回のような葺き替え工事では、既存屋根の上へ新しい屋根材を重ねるのではなく、古い屋根材を撤去してから新しい屋根を施工します。
そのため、セメント瓦から軽量なSGL鋼板へ変更することで、屋根部分の重量を軽減できます。
「軽い屋根にすれば地震に絶対安全」ということではありませんが、建物上部の重量を軽くできることは、今回SGL鋼板を採用した理由の一つです。

屋根材を葺き終えた後は、屋根の頂部に棟を施工します。
今回、棟板金を固定するための下地には樹脂製の部材を使用しました。
棟は雨や風の影響を受ける屋根の重要な部分です。
下地を取り付け、その上から棟板金を施工して屋根の頂部を仕上げていきます。

棟板金を取り付け、約320㎡の屋根葺き替え工事が完成しました。
施工前は築約50年のセメント瓦が葺かれ、塗膜剥離やコケ、棟周辺の傷みなどが確認されていました。
さらに工事を進めて既存瓦を撤去すると、その下の古いルーフィングにも破れが見つかりました。
今回は、
セメント瓦を撤去
→ 瓦桟を撤去
→ 既存防水層と下地を確認
→ 屋根面を整える
→ 新しいルーフィングを施工
→ SGL鋼板「ニクスPRO GMルーフ」を施工
→ 棟を仕上げる
という流れで、表面の屋根材だけでなく防水層まで更新しています。
今回の判断|部分補修ではなく屋根全体を葺き替えた理由
今回の工事で重要だったのは、「古いセメント瓦だから金属屋根に交換した」ということだけではありません。
築約50年が経過した公民館の屋根には、セメント瓦の塗膜剥離やコケ、棟周辺の傷みなど、屋根全体に経年劣化が見られました。
公民館はこれからも地域の方が利用していく建物です。
そのため、一部の瓦や棟だけを補修するのではなく、今後の維持管理も考えて既存屋根をすべて撤去する葺き替えを選択しました。
そして解体後には、外から確認できなかった古いルーフィングの破れも見つかっています。
屋根材だけでなく防水層まで更新し、重いセメント瓦から軽量なSGL鋼板へ変更したことが、今回の工事の大きなポイントです。
工期は約2週間、屋根面積は約320㎡、工事費用は約510万円でした。
セメント瓦は必ず金属屋根へ葺き替えた方がいいですか?
必ずしも葺き替えが必要とは限りません。 瓦の状態や下地、防水層、これまでのメンテナンス状況などによって適した工事は変わります。 塗装や部分補修で対応できる状態もあるため、まず現在の屋根を確認してから判断することが大切です。
葺き替えは既存の屋根材を撤去し、下地や防水層の状態を確認してから新しい屋根を施工する方法です。 カバー工法は、既存屋根を残してその上から新しい屋根材を施工します。 今回のようなセメント瓦屋根では、既存瓦を撤去して新しい屋根へ交換する葺き替えを行いました。
建物の構造や屋根の状態、工事規模などを確認したうえで対応を検討します。 今回の公民館は屋根面積約320㎡でした。大量のセメント瓦の撤去にはクレーンも使用し、建物の規模に合わせて工事を進めています。
今回の松本市の公民館では、「古くなった瓦が落ちないか心配」というご相談から屋根を調査しました。
築約50年のセメント瓦には屋根全体に経年劣化が見られたため、部分補修ではなく全面葺き替えを実施。
既存屋根を撤去して防水層まで更新し、新しい屋根には軽量なSGL鋼板「ニクスPRO GMルーフ」を採用しました。
「瓦屋根が古くなってきた」
「塗装や部分補修でいいのか判断できない」
「重い瓦から金属屋根への葺き替えを検討している」
このような場合は、最初から葺き替えと決めるのではなく、現在の屋根がどのような状態なのかを確認することが重要です。
街の屋根やさん松本諏訪平店を運営するイトウ住建では、松本市をはじめ塩尻市・安曇野市・諏訪地域などで屋根の点検や葺き替え工事を行っています。
確認できる範囲で屋根材や下地の状態を調査し、部分補修・塗装・カバー工法・葺き替えなどから建物の状態に合わせた方法をご提案します。
地域密着27年。
外装劣化診断士・2級建築士・施工管理技士が在籍する
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