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茨城町 パリパリと剥がれる屋根!パミールのメンテナンスの注意点とは?
更新日:2025年6月4日
茨城県の皆様こんにちは、街の屋根やさん水戸店です。
茨城町にお住まいの方から、「屋根の表面がパリパリと剥がれてきたんです」というご相談をいただき、現地調査に伺ってきました。
お客様宅の屋根材は、パミールと呼ばれるスレート系の屋根材でした。
当店の現場ブログでも度々取り上げてきたパミール、実は屋根リフォームの世界ではよく知られている要注意の屋根材なんです。
パミールってどんな屋根材?パミールは1996年~2008年まで販売されていた、ニチハ製の
ノンアスベストスレート屋根材です。発売当初は「軽くて施工性がよい」として、主に新築住宅に多く使われましたが、年数が経つにつれて問題が表面化。
層状に剥がれる
「層間剥離(そうかんはくり)」という現象が起こり、屋根表面がミルフィーユのようにパリパリと剥がれてきてしまうのです
(>_<。)この劣化現象は、どれだけメンテナンスをしていても起きる可能性があり、今では「塗装による再生ができない屋根材」として知られています。
実際の現場でよく見られるパミール特有の劣化症状とは?最も特徴的な症状の層間剥離。パミールは、薄い繊維層を何層にも重ねて圧縮した構造になっていますが、
年数が経つとその層同士が剥がれやすくなるのです。
なぜそんな症状が起きるのでしょうか?
※屋根材を構成する層と層の間がミルフィーユ状に剥がれる※
パミールが発売されていた1996年~2008年は、健康被害をもたらすアスベストの規制が強化されたころで、各メーカーがアスベストを使用しないノンアスベストスレートを模索していた時期でもありました。
そのため、パミールには無機繊維を圧縮・接着剤で成型した多層構造のスレート板が採用されましたが、いくつかの問題点がありました。
【層間剥離が起こる主な原因】
1 接着力の不足→接着剤で層を重ねた構造ですが、長期的に見ると接着力が弱く、水分や紫外線で劣化しやすい傾向がありました。
2 水の浸入→スレートの小口(断面)や、屋根表面の塗膜が劣化すると水分が浸透しやすくなり、内部から層を押し上げて剥がすような力が働くことがあります。
3 素材そのものの耐久性不足→アスベストを使わない新素材としての試みだったため、長期耐久性が十分に検証されていなかった面もありました。
※雨水が溜まりやすい軒先はカビも発生してボロボロの状態※
【層間剥離が起きるとどうなるの?】
✓表面がパリパリとめくれたり、浮いたり、ひびが入る。
✓高圧洗浄や塗装をしても、剥がれが進行してしまう。
✓下地がむき出しになり、雨水が屋根材内部に浸入しやすくなる。
✓見た目にも傷んで見え、資産価値が下がる。
塗装は危険!パミール屋根の注意点パミールは見た目が通常のスレートとよく似ているため、外見だけで判断すると「塗装で大丈夫そう!」と思ってしまいがち。でも、ここが要注意ポイント!
もし劣化が進行して、パリパリと剥がれている状態で高圧洗浄を行うと、「屋根材が破損してしまった!…」なんてことも…
(||๐_๐)破損まではいかなくても、ボロボロの状況で塗装を行った場合、数年もしないうちにまた屋根材ごと剥がれてしまいます。実際当店も、
「塗装したけどすぐ剥がれた」というご相談を何件も受けたことがあるんですよ。
パミール屋根のメンテナンスは、屋根カバーもしくは屋根葺き替えの二択になります。
❐屋根カバー❐既存のパミール屋根の上から新しい屋根材(軽量の金属屋根など)を重ねて施工する方法です。廃材が少なく済む分、
費用も比較的抑えられ、工期も短めです。
ただし、雨漏りなど下地に傷みがある場合はそのままにできないので、事前の点検が大切です。
❐屋根葺き替え❐パミール屋根をすべて撤去し、新しい屋根に交換する方法です。下地の状態もあわせてチェックや補修ができるため、
長期的には安心できる選択肢です。
費用はカバー工法より高くなりますが、パミールのトラブルを完全にリセットできます。
調査の結果、下地はまだ十分に使用できると判断し、今回は屋根カバーでご提案させていただきました。
屋根の不具合は、遠目から見ただけでは気づきにくいのが現実です。今回の茨城町のお宅でも、「ただ表面が傷んできただけかな」と思っていたそうですが、実際に上ってみると、かなり層間剥離が進行していました。
「表面が剥がれてきた」「屋根材に反りがある」…そんな兆候があれば、一度プロに見てもらうことをおすすめします
(•̀ᴗ•́)و ̑̑
屋根塗装は不可能と知らずに、すすめられるまま塗装を依頼してしまうと、かえってお金がもったいない結果になってしまいます。
街の屋根やさん水戸店では、パミール屋根の診断・ご相談は無料で対応しています。
「うちの屋根もパミールかも…?」「塗装をすすめられたけど本当に大丈夫?」
そんなお悩みがあれば、お気軽にご連絡ください!屋根材の種類や状態に合わせて、最適なメンテナンス方法をご提案いたしますよ~(*ˊᗜˋ*)/
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