【図解あり】庇（ひさし）と軒の違いとは？写真でわかりやすく解説！
更新日：2025年06月01日
屋根と一体化しており、家全体をぐるりと囲むように設けられているのが特徴です。
深い軒は日差しを遮るだけでなく、雨の吹き込みを防ぎ、外壁や窓の劣化を抑える効果もあります。
基本的には新築時に設計され、後から付け足すことは難しい構造です。
木製や金属製、アルミなどの素材でつくられ、必要な場所にピンポイントで後付けすることも可能です。
雨の日に玄関の開け閉めで濡れないようにしたり、夏の強い日差しを遮ったりと、実用性も高く、リフォームの際によく用いられるのが庇です。
また、防水機能が低下すると外壁に雨水がしみ込み、建物自体の劣化にもつながります。
放置すると庇の役割を果たさず、雨漏りや建具の劣化を招くこともあります。
外観だけでなく安全面でも、定期的な点検と補修が大切です。
しかし、年数が経過すると軒天（のきてん）と呼ばれる裏側の部分が湿気や雨水の影響で傷むことがあります。
特に木製の場合は腐食やカビ、塗装の剥がれが見られ、放置すると外壁や屋根内部へ水が侵入する原因にもなります。
早めの点検と劣化状態に合う適切なメンテナンスが重要です。
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軒の深さが足りない場合、外壁の劣化や雨だれ被害が起こることがあります。
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庇は後付けも可能なため、玄関まわりや勝手口のピンポイントリフォームにおすすめ。
- 軒の修理や延長は大掛かりになる一方、庇は比較的簡易な工事で済むことが多いです。
「庇」と「軒」は似て非なるもの。雨や日差しを遮るという共通の役割がありますが、実際には構造や設置場所、役割に違いがあります。
それぞれの役割を理解し、適切なメンテナンスやリフォームを行うことで、建物の寿命を伸ばすことができます。
特に雨の多い地域では、どちらの機能も欠かせません。お住まいの状態に応じて、リフォームの専門家に相談してみましょう。
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