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名古屋市熱田区で経年劣化にともなう棟瓦取り直し、取り外していた棟瓦の再設置工程
更新日:2025年5月22日
こんにちは。街の屋根やさん名古屋南店です。
前回のブログでは、名古屋市熱田区の住宅にて実施している棟瓦取り直し工事の南蛮漆喰の塗り固めによる土台づくりの様子をお伝えいたしました。
今回は、つくり直した土台に対し、いったん取り外していた棟瓦を再設置する復旧工程について、その様子をご紹介したいと思います。
今回、平板瓦仕上げの住宅の屋根において、棟部の経年劣化にともなう取り直し工事を行っています。
屋根の棟部は、弱点となりやすく、実際に雨漏りなどのトラブルがよく起こる箇所なので、不測の事態が生じる前に状況に応じた方法で必要な対策を講じていくことが重要です。
そのため、今回は、劣化が進行した棟部をいったん解体し、土台部をつくり直したうえで棟瓦を再設置する棟瓦取り直し工事を行っています。
なお、今回行っている棟瓦取り直し工事は、前回、既存の棟瓦を取り外した後、樹脂製垂木と南蛮漆喰で土台を構築し直したところまでが完了しています。
この後は、つくり直した土台に対し、いったん取り外して保管しておいた棟瓦を再設置していく工程となります。
棟瓦を再設置した状況です。
棟瓦は、新たに構築した土台部の樹脂製垂木に対し、ステンレスビスでしっかりと固定しています。
ちなみに、棟瓦の下地の垂木は、野地板に緊結した受け金物に取り付けており、その垂木に棟瓦を固定することで、屋根と棟全体とが一体となった強靭な構造をつくることが可能となります。
この強固な棟構造により、地震や台風が発生した際にも、歪みや崩れといったトラブルを防げるようになるわけです。
棟瓦の再設置を終えたら、これまで行ってきた棟瓦取り直し工事の完成です。
なお、今回の工事は、棟瓦だけでなく、ケラバの袖瓦についても取り直しを行っています。
次回のブログでは、袖瓦取り直し工事の既存袖瓦取り外しの様子と下地の傷み具合について、ご紹介したいと思います。
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