屋上　点検写真

工事前のシート防水の状態です！

紫外線や雨風にさらされたことで、全体的に色褪せ・変色が見られます。
また、防水層の膨れや破れ多く見られました。

劣化症状としてはかなり進行している状態です。

劣化症状を放置した場合、様々な影響があります。
雨漏りの発生や建物内部・劣化などが起こり、修繕費用も大幅に増加します💦

早期発見・早期補修が、建物を長くお使いいただくためにも重要ですよ😊！

古いシートを撤去、下地補修

既存の塩ビシート防水に膨れ・破れといった劣化症状が見られたため、
そのまま残した状態では、新しい防水層を密着させることができません。

既存のシートを全て撤去する作業からスタートします😊

シートを撤去後は、下地の劣化を確認します。
下地にクラックや欠損が見つかれば、モルタルで修繕をしていきます！

この作業を丁寧に行うことで、新しい防水層がしっかりと密着し、長持ちする仕上がりになります。

絶縁シートとディスク板の設置

はじめに、防水シートと下地を直接接着させないために、絶縁シートを全面に敷いていきます。
防水層と下地を切り離す構造になり、耐久性が向上します！

絶縁シートを敷き終わったら、「ディスク板（IHディスク）」の取り付け作業に入ります。
均等に配置して、専用ビスで固定していきます。

📌ディスクが浮いていないか、締めすぎていないか、ビスの抜けがないかど全体的に確認します。

脱気筒の設置

防水層の下に溜まった湿気を排出するため、脱気筒を設置します。
改修工事をする際、下地に湿気や水分を含んでいる場合が多く、設置が推奨されています。

50～100㎡に1個設置するケースが多いですよ！
脱気筒の裏にコーキング材を充填し接着、ビスで固定します。

ベースは防水シートと同じ素材でできていて、加熱により防水層と一体化します😊

➡広島市中区、シート防水の耐久性に関わるドレンと脱気筒の設置！

塩ビシートを敷いていきます

塩ビシートを絶縁シートの上に敷いていきます。

シート同士の重なり（ジョイント）は、幅40mm～60mmになるよう重ねます。

熱風機でシート同士を加熱すると、シートが溶けて、一体化します。
その後、冷却することで接着が固まります。

IHディスク加熱！

IH加熱装置を使って、IHディスクの真上から加熱していきます。
加熱することで、IHディスクのシート面とシートの裏面が溶けて一体化します。

中央に円形の跡が残っていると、きれいに接着された証拠です😊
接着状況が目に見えて分かるもの魅力ですね！！

シートの継ぎ目や端部、脱気筒の設置状況など、防水層の不具合がないか確認をして工事は完了です✨

✔下地からの湿気を逃がしつつ、高い防水性を確保できる
✔加熱による固定で、長寿命の防水層を形成できる
✔改修工事や下地の状態が不明瞭な建物に最適

防水工事全般、今回のようなシート防水（ＩＨ工法）について詳しく知りたい方、
お気軽にご相談ください😊