栃木市 天窓からの雨漏りを調査！ガラス窓のパッキンが劣化した穴開き
更新日：2025年4月21日
お客様のお宅は築22年のダイワハウス竣工住宅で、天窓からの雨漏りは初めてのことだそうです。
強風を伴う激しい雨の日にポツポツ水滴が落ちてきたそうで、とても心配されていました。
ネット検索で当店を見つけてくださったとのことで、ご縁をいただき感謝です<(_ _)>
お客様に詳しくヒアリングさせていだたいたところ、築年数・漏れ方や症状・漏れた時の気象状況から、おそらく天窓ガラス周りのパッキンの劣化が考えられました。
それでは実際に屋根の上に登って確認してみましょう！
軒先にかけた2連梯子を使って直接屋根に上がり、天窓に向かいます。
この日は風もなく、調査にはぴったりのお天気でした。
こちらの屋根の勾配は4.5寸勾配。
比較的水捌けが良い、2階建では標準的な屋根勾配ですね。
今回の調査対象となる天窓は、屋根の中央寄りに設置されていました。
屋根面に設ける天窓は室内に自然光を取り入れやすく、お住まいを明るく開放感のある空間にすることができます。
しかし屋根に穴をあける構造の天窓はどうしても雨風や紫外線の影響を受けやすく、経年とともに建材の劣化が進んでしまいます。
そのため定期的点検・補修がとっても大切なのです(^▽^)o
こちらの天窓、ガラス窓の表面は特に割れやヒビなどもなく、ぱっと見では問題なさそうですが・・・
ポツポツ水滴が落ちていたという天窓の枠部分。
よく見ると、ゴム製のパッキンが劣化して穴があいていました(>_<)
窓ガラスと金属フレームの間を密封するために取り付けられるパッキンは、雨水の侵入を防ぐための重要な部材です。
一般的な耐用年数は5年～10年程度と言われていますが、屋根の上にある天窓はより劣化が早まる傾向にあります。
実は、天窓の雨漏り原因で一番多いのがこのパッキンの劣化なのです(；▽；)
パッキンに隙間があいていると、無風での小雨程度では問題なくても、風を伴う横殴りの雨では水が侵入してしまいます。
今回の風の強い雨の日に限って雨漏りしたというヒアリング内容と、まさに一致していました(ﾟoﾟ;
屋根全体を見渡すと、屋根材の塗装が剥げてカビも発生しています。
表面の塗膜が薄くなり、防水性能が落ちている証拠です。
お客様のお話では1度塗装をされているそうですが、それも10年以上前とのこと。
天窓のガラス窓パッキン部に手を入れた様子はなく、つまり築22年で一度も天窓周りのメンテナンスをしていない状態（ﾟдﾟlll）
( ˘ω˘ ).｡oO( 塗装の際にシーリング補修をしておけば、雨漏りを防げたかもしれない・・・）
と少し残念に思いつつ、調査終了です。
実は調査中、棟板金（むねばんきん）と呼ばれる屋根のてっぺん部分の釘が浮いているのが気になっていました。
このまま放置すると、板金が風で飛ばされてしまうリスクがあります。
せっかくですので、天窓修理の際に浮いた釘ももしっかり打ち直しておこうと思います。
屋根にプロの業者が登る機会は10年に一度あるかないか。またとない機会です。
「登ったついでに、こちらもサービスで修理しておきますね」とお話したところ、お客様もとても喜んでくださいましたo(*^▽^*)o
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