現地調査を行ったところ、既存の防水はシート防水でした。
シート防水とは、ゴムや塩ビ製の防水シートを貼って防水層を作る工法ですが、経年劣化や下地の傷みが進行すると雨漏りの原因になります。

今回は雨漏りが発生していたこともあり、既存の防水層を撤去し、**塗り防水（AEコート）**へ切り替えるご提案をさせていただきました。

既存の防水層を撤去してみると、予想以上に下地が傷んでいる状態でした。
防水工事は、表面をきれいに仕上げるだけでなく、その下にある下地の状態がとても重要です。

ひび割れや傷んだ部分を一つひとつ確認しながら、細かい部分まで丁寧に補強・補修を行いました。
この下地処理をしっかり行うことで、防水層が長持ちし、雨漏りの再発を防ぐことができます。

AEコートは2回塗りが必須の防水工法です。
1回目が完全に乾いたことを確認し、適切な時間を空けてから2回目を塗布します。

重ね塗りを行うことで、防水層に十分な厚みが出て、耐久性・防水性能がさらに向上します。

すべての工程が完了し、屋上全体がしっかりと防水された状態になりました。
これで、雨が降っても安心していただけます。