君津市人見でアパート経営をされているオーナー様より、賃貸物件の借主様より波板が飛散してしまい洗濯物を干すことができなくなってしまったとの事を言われてしまったそうです。

　貸主様に迷惑をかけてしまっていることから、ご自身が近隣にお住いでないことから、インターネットで調べたそうで、私達、街の屋根やさんを見つけたそうです。

波板ポリカの劣化で飛散してしまった！

　ご自身で確認が取れないことから、しっかりと工事をしてくれる業者さんを探してはみたものの、波板ポリカの修理業者さんが少なく、苦労したそうですが、私達、街の屋根やさんに連絡したところ、すぐに対応してくれることで安心できたそうです。

　電話対応もとても親切で工事の大小気にすることなく気軽に相談できたこともとても良かったそうです。

まずは現地調査をして状況を確認いたします。

　夜中に大風が吹いた時にポーチ部分の波板ポリカの一部分が飛散してしまったそうです。

　波板ポリカの状況を見てみると、やはり劣化が原因でした。

　ポリカの劣化が進むと耐久性が低下し、屋根の保護機能が損なわれる可能性があります、特に「紫外線」による劣化 が多く、ポリカ波板はUVestabilizers（紫外線吸収剤）で保護されていますが、長期間の紫外線曝露により劣化が進みます。
　紫外線による劣化は、波板の透明度や強度を低下させ、ひび割れや変色の原因となります、弱くなった時期に大風が吹いて飛散したものでした。

雨樋の詰まり

　以前波板ポリカは何度か破損したこともあったそうですが、部分的に修理を繰り返していたようで、何種類もの波板ポリカが複合されていました。

　部分的に直しているおかげで、雨樋の部分に残差が蓄積していました、掃除ができておらず、全体的に雨樋も詰まっておりました。

　一度ですべて交換しておれば雨樋の清掃も施せたと考えます。

工事開始：既存撤去・清掃

　工事開始では雨樋の清掃と既存の波板ポリカを清掃解体から始まります、アルミ枠のポーチなどでは製品場となっているため桟などはそのまま使用できます。

　新規の波板ポリカをセットしてしまうと清掃などができなくなるため、解体時にしっかりと清掃をいたします。

住友ベークライト波板32波

　今回使用した波板ポリカは住友ベークライト株式会社製の波板ポリカを使用いたしました、色はクリア色となっており一番透明な波板ポリカ板になります。

　住友ベークライト波板は、群を抜く耐衝撃性を有し、建築資材や産業資材に要求される強靭さ、耐久性を備えています。

　特に紫外線に強く表面特殊処理により屋外使用にも安心してご使用頂けます。

　フックは以前塩ビ樹脂性を使用していましたが、現在では波板と同じくポリカ性となっており、紫外線に強いフックとなっています、波板ポリカに合わせクリア色を使用しております。

専用工具で効率上昇

　波板交換工事では波板とフックの2種類の建材しか使用しないで、丈夫な屋根材になります。

　工具を使用することで工事時間も短縮できとても便利です、波板をセットして傷をつけずに専用工具で穴おあけフックをセットして行けば完成です。

　ポリカフックは治具であけた穴に通し既存の桟にひっかけるだけで完成です。

　ただしフックは桟と波板の厚みにより長さがあり、ウレタンスポンジ部分を抜いた寸法で取り付けなければ、飛散したり、強風時音が鳴りだしたりとしてしまう事がありますので、注意が必要になります、寸法に合ったポリカフックを使用しましょう。

工事完成：今後の注意事項

　今回は既存の波板ポリカの劣化が進行していたことで飛散してしまいました。

　原因が劣化でしたので、今後のことを考えすべて交換工事をしていただき、税込み128,000円で交換工事ができました。

　雨樋の清掃もできて雨が降っても安心して洗濯物などを干せることと思います。

　波板ポリカは破損しないと交換しない方が多いのですが、定期的に交換をお勧めいたします、なぜなら密集地のような分譲住宅ですと、飛散してしまい近隣さん宅に被害を与えてしまう事が多くあります。

　波板ポリカの構造はとても単純なもので構成されている分、新しいときは頑丈ですが、いざ劣化してしまうと十分な狂気に代わります。

　特に年数が経過した塩ビ系のフックや波板は劣化すると簡単に割れてしまい飛散することが多くありますので、ポリカカーボネイト系に飛散する前に交換することをお勧めいたします。