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名古屋市緑区の経年劣化で雨漏りがあった物置小屋屋根のポリカーボネート波板張り替え
更新日:2024年10月31日
今回、住宅に隣接する物置小屋の屋根において、ポリカーボネート波板による張り替え工事を行っています。
この物置小屋は、現場調査の際、既存の波板が経年劣化によってジョイント部分で浮きが生じており、そこから雨水が入り込んで雨漏りを引き起こしている状況にありました。
また、雨漏りの影響により、合板下地には腐れが生じ、強度が低下している様子なども確認しています。
そのため、屋根下地を交換して設置し直したうえで、新たにポリカーボネート波板の張り替えを行っていきます。
なお、前回までに、既存の波板と合板下地を取り外した後、新しい屋根下地をつくり直しています。
それでは、この新たにつくり直した屋根下地に対して、ポリカーボネート波板を設置していきましょう。
ポリカーボネート波板の設置状況です。
ポリカーボネート波板は、流れ方向の水下側から張り始めること、そして、左右や上下に継ぎ目が生じる場合は、一定程度重ね代を設けることなどが、施工するうえでのポイントとなります。
ちなみに、左右の重ね代は2.5山以上、上下の重ね代は勾配によって異なる寸法が定められています。
そして重ね部分には必ず留め具でしっかりと固定することも重要です。
これが守られないと、継ぎ目から雨水が入り込んで、雨漏りを引き起こすリスクは一気に高まってしまいます。
ポリカーボネート波板を固定するのはビスを用いた留め具で、必ず山の上に留め付けます。
仮に、谷部にビスなどを打ち込んでしまうと、雨水のスムーズな流れを阻害することになり、継ぎ目などから雨水が流れ込むようになるので、雨漏りの原因となります。
ポリカーボネート波板を用いた張り替え工事が無事に完成し、雨漏りの解消と美しい外観の形成を実現できました。
なお、次回のブログでは、ポリカーボネート波板の張り替え工事完成後の仕上がりを現場調査の状況と比べながらご紹介したいと思います。
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