小波・大波スレートとは?補修が必要とされる劣化症状からメリット・デメリットまで詳しく解説!
更新日:2024年09月17日
工場・倉庫に採用される屋根材において、最近では軽量な「金属素材」が人気です。
ですが、その優れた特性により昔から工場・倉庫の屋根に採用されている屋根材が「小波・大波スレート」です!
高い耐久性を備える事から、長期に渡り倉庫に保管された製品や作業者を保護してくれます(#^^#)
しかし、そうした中、倉庫や工場の屋根面積は広範囲に渡り、適切な管理が難しい場所でもあります(>_<)
雨漏り被害受けた時にはじめて小波・大波スレート屋根の劣化が進行していた事に気づかれるケースも少なくありません!
そこで、この記事では小波・大波スレートの特徴や種類による違い、メリット・デメリットをはじめ、補修・メンテナンスが必要とされる劣化症状まで詳しい情報を解説致します(^^)/
小波・大波スレートは比較的安価な「セメント」を主原料とした屋根材であり、特に工場や倉庫などの建物に使用される波形の建材です。
まず、「小波・大波」の名称は波の幅によって変わり、使用される場所も制限される事がポイントです!
小波スレートは波の幅が約63.5mm、高さが約18mmで主に外壁用として使われるタイプです(^^)/
一方、大波スレートは波の幅が約130mm、高さが約38mmで、波の幅が小波よりも約2倍大きく屋根にも対応できる素材です!
以前はどちらも屋根材としても使用されていましたが、現在小波スレートは屋根材としての使用は認められておらず、外壁材にのみ使用されています。
その為、小波スレートを屋根に使用されている場合には、特に築年数が経過していると言えますので注意しましょう!
まず、波板スレートの大きなメリットとして挙げられるのが、優れた耐久性です(#^^#)
一般的にその耐用年数は25年以上と言われており、必要とされる定期的なメンテナンス頻度も他の屋根材と比較して少ないという特徴があります。
また、法定不燃材料であることから
耐火性にも優れ、
遮音性も備えられています。
雨音によって邪魔されることなく快適に作業する事が可能で、万一火事が発生しても屋根の燃焼による被害を抑えられます(#^^#)
一方、デメリットとしては、形状が波打っているため表面に汚れやゴミが溜まりやすいと言う特徴がありますので注意が必要です。
景観を損なう事はもちろん、蓄積した砂・土が吸水した水分は屋根材の劣化が進行してしまう原因にも繋がりますので注意が必要です!
さらに、2004年以前に製造された古いスレートには
アスベストが含まれている可能性があります!
アスベスト含有屋根材は非常に耐久性が優れる反面、特別な廃棄方法が必要とされる事から
廃棄費用・コストの相場価格は高額です(>_<)
屋根材が寿命を迎え大規模なメンテナンスが必要になった際、施工方法によっては施工費用が想定よりも大きくなってしまう場合がありますので注意しましょう。
波板スレート屋根の劣化症状・必要とされるメンテナンスとは?
耐久性に優れる「大波・小波スレート」ですが、経年劣化によってさまざまな症状が現れます(>_<)
まず、特に注意が必要とされるのが、固定用フックボルトの錆び・腐食です。
錆の進行は隙間・穴を生じさせてしまう事で
「雨漏りの原因」にも繋がり、また屋根材の固定力が失われることで台風などを原因とした
飛散被害を発生させてしまう危険もあります。
雨漏りや飛散対策・長く安心してご使用いただく為にも、
フックボルトの定期的な点検・交換は必要不可欠です(^^)/
また、屋根材が寿命を迎えている場合は著しいひび割れ・剥離症状などが生じてしまいますので、屋根全体のメンテナンスが必要となります。
しかし、その様な場合にネックとなるのがやはり
「アスベスト」で、アスベストが含有されているケースではどうしても
「既存屋根材の廃棄費用」が高くなってしまいます(>_<)
そこで、おすすめしたいのが
「カバー工法」による屋根リフォームです!
既存屋根材の上に被せるように新しい屋根材を設置する屋根リフォーム方法ですので、
屋根材の廃棄費用を抑えて施工する事が出来ます(^^♪
また、工事期間中、
屋内作業を止める必要が無い事も大きな魅力です!
さらに、アスベスト含有屋根材でなければ、塗装によるメンテナンスも可能です。
景観の回復はもちろん、塗膜による保護機能も回復できますので屋根材の寿命を延ばす事が出来ます!
既存の屋根の色と大きく違った塗料をお選び頂く事で、工場や倉庫の見た目を大きく変える事も可能ですよ(^^♪
最適な時期に適切なメンテナンスを施す事で雨漏り被害や屋根トラブルを未然に防止する事が重要です。
まずは、信頼できる施工会社・リフォーム業者に問合せを行い、相談・見積もりをしてみましょう!
続いて、実際にお伺いをさせていただいた「大波スレート屋根」の現地調査の流れをご紹介いたします!
今回は、市原市馬立にある工場のご担当者より、「大波スレート屋根に設置されている窓を撤去・交換したい」とのご依頼をいただき調査にお伺いをさせて頂きました。
大波スレート屋根を拝見させて頂きますと、屋根の一部が画像の様に天窓になっている状態でした。
この様な場合、「部分的な大波スレート交換工事」が施工方法となります。
大波スレート交換工事は、屋根の修理や改修工事の一つであり、屋根材を新しい大波スレートに交換する作業です。
屋根の老朽化や劣化によって必要とされることが多く、屋根の耐久性や防水性を向上させるために行われます。
交換工事においては、古いスレートを撤去し、新しい大波スレートを施工することで、屋根全体の美観や機能性を向上させることが可能です。
通常はフックボルトで圧着固定しておりますが雨などで錆びてしまい劣化が目立ってしまい圧着が弱くなります、最近では鉄鋼ビスがあり直接打ち込みます。
大波スレートは年数が経過すると表面に苔などが発生しやすく、雨水の流れが悪くなってしまいます(>_<)
雨水の流れが悪くなると余計に汚れなども排出できなくつまりが発生しやすくなり、雨漏りの原因につながります。
年数が経過すると雨水のしみ込みにより建材自体の強度も低下してきてしまいます。
さらに、大波スレートは下地や防水紙などの設置がないことが多く破損は直接雨漏りになってしまいますので、定期的に交換などを検討することが良いでしょう。
年数が経過している大波スレートや小波スレートはアスベストが混在していますので、そうした屋根材の違いを確認の上見分けられる専門知識を持つ業者に判断してもらいましょう。
私達、街の屋根やさんは一般的な住宅の屋根はもちろん、工場・倉庫の波板屋根メンテナンスに関する実績・知識も豊富にございます!
点検~お見積りの作成まで無料にて承っておりますので、波板屋根の点検・メンテナンスをご検討されている方がおられましたら、ぜひお気軽にご相談下さいね(^^♪
また、ホームページには多くのお客様よりいただいた「お客様の声」や、実際に施工させて頂いた施工事例、リフォームに関するお役立ちブログも掲載させて頂いておりますので、そちらもぜひご覧ください。
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