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岸和田市で壁断熱工事 土壁にグラスウール断熱材を施工し寝室の断熱性を向上！断熱材の性能比較もご紹介
更新日：2024年9月12日
こんにちは、街の屋根やさん堺店です。
今回は
岸和田市のリピーター様宅で壁断熱工事を行った様子をご紹介します。
昔ながらの土壁は通気性があるものの、断熱の面では現在の住宅よりも劣ります。
当店では住宅の断熱工事も承っておりますので、寒さ・暑さにお悩みのお客様はお気軽にご相談くださいね。
前回、岸和田市のリピーター様より「寝室が寒くて困っている」とのお悩みをいただき、現地調査を行いました。
外壁と室内の間に断熱材が入っておらず、内壁は土壁であったため、外気の影響を受けて冬は寒く、夏は暑いことが分かりました。
そこで、今回は壁の断熱工事をご提案し、工事のご依頼をいただきました。
断熱工事を行う前に、まずは室内の養生を行います。
施工を行わない所が汚れたり傷が付いたりしないよう、マスカーや養生マットで保護しておきました。
胴縁（どうぶち）と呼ばれる、下地材を取り付けました。
胴縁は内壁の下地となり、断熱材やプラスターボードをしっかりと固定することができます。
土壁の上から胴縁を取り付け、壁全体の強度や耐久性を確保しました。
次に、
グラスウール断熱材を施工しました。
グラスウールは優れた断熱性能を持つ素材です。
胴縁の間にグラスウールをぴったりと詰めていくことで、隙間なく断熱層を形成し、外気の影響を大幅に軽減します。
グラスウールは、ガラス繊維を原料とした綿状の断熱材です。
優れた断熱性と吸音性を持ち、主に壁や天井、床などに使用できます。
密度や厚みによって断熱性能が変わり、高密度・厚みがあるほど性能が向上します。また、不燃材料としての特性も持ち、火災時の延焼を防ぐ効果があります。
コストが比較的低く、施工も容易なため、広く普及している断熱材の一つです。
グラスウールは価格と断熱性能のバランスが優れた断熱材で、国内で最も普及している断熱材です。
断熱材にはグラスウール以外にも様々な種類があり、価格や断熱性能も異なります。
※熱伝導率は数値が小さいほど断熱性能が高くなります。
| 断熱材 |
熱伝導率 [W/(m・K)] |
価格 |
特徴 |
| グラスウール |
0.033~0.050 |
安価 |
安価で広く普及。燃えにくく防音効果あり。湿気対策が必要。 |
| ロックウール |
0.035~0.047 |
中程度 |
燃えにくく撥水性が高い。湿気対策が必要。 |
| セルロースファイバー |
0.038~0.040 |
高価 |
結露を防ぎやすく防音効果あり。価格が高く対応業者が限られている。 |
| フェノールフォーム |
0.022 |
高価 |
最も熱伝導率が低い。高性能だが高価。 |
| 硬質ウレタンフォーム |
0.024~0.028 |
高価 |
高性能で気密性が高い。価格が高い。 |
| ポリスチレンフォーム |
0.028~0.040 |
中程度 |
防水性が高く、湿気に強い。比較的安価。 |
より高性能な断熱を求める場合は、費用が高くなりますが硬質ウレタンフォームやフェノールフォームなどの選択肢もあります。
ただし、各断熱材にはそれぞれ特徴があるため、使用環境や予算に応じて最適な選択をすることが重要です。
グラスウールの施工後は、プラスターボードを取り付けました。
プラスターボードは石膏を主原料とする板材で、防火性能や遮音性能に優れています。
表面が平滑なため、クロスを美しく施工することができます。
胴縁にしっかりと固定し、継ぎ目を丁寧に処理することで、美しく耐久性のある壁面を作り上げました。
最後にクロス（壁紙）で仕上げを行いました。コンセントやスイッチ部分も切り欠きを行って、細かい部分も綺麗に仕上げました。
壁断熱工事が完了しました！土壁を剥がさずグラスウール断熱材を上張りすることで、工事の規模を最小限に抑えつつ断熱性能を向上させることができました。
冬場は眠れないほど寒かった寝室ですが、壁の断熱性向上により快適にお過ごしいただけるようになりました。
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