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熊本市中央区のマンションで雨漏り修理のご相談｜マンション陸屋根のウレタン防水劣化が雨漏りを引き起こしていました
更新日：2024年9月12日
アール壁（曲面になっている壁）が特徴的なマンションです。
マンションの雨漏りは入居されている方々が困るだけでなく、資産価値にも影響を及ぼすため、適切な修理が大切です。
1階の雨漏り箇所の上部には陸屋根がありました。陸屋根や屋上には雨水がコンクリートに染み込まないように、床面に防水処理が施されています。
防水工事には様々な種類がありますが、こちらのマンション陸屋根では「ウレタン防水」という種類の防水工事が行われていました。
ウレタン防水を点検すると、表面が劣化して剥がれたりひび割れが起きていました。ウレタン防水は塗料を塗り重ねて防水層を形成するため、複雑な形状にも対応でき、継ぎ目なく施工できるメリットがあります。
しかし、日々の紫外線や風雨で少しずつ劣化し、このように剥がれやひび割れが起き、雨水が侵入する原因になります。
【参考】ウレタン防水が選ばれる理由とメンテナンス方法
陸屋根ではドレン（排水口）の詰まりも見られました。
土ぼこりがドレンに溜まり、そこに雑草が生えています。
ドレンが詰まると雨水の水はけが悪くなり、屋上に雨水が溜まってプールのような状態になります。
雨水が溜まった状態が続くと、防水層を劣化を促進させたり、劣化した箇所やひび割れ箇所から雨漏りする原因になります。
外壁のアール部分（曲面）にはひび割れも発生していました。外壁は雨漏りと無関係のように思われるかもしれませんが、外壁や目地のひび割れも雨漏りの原因になります。
こちらのようなアール壁は、力が集中しやすく、ひび割れが発生しやすい箇所なのです。
手すりに繋がっている外壁でもひび割れが起きています。
外壁に入っている手すりの鉄部が錆びると、錆びの分の体積が増え、外壁内部から圧力が加わって割れたようです。
欠片が落下するリスクもあるため、早めに修理することをおススメします。
調査の結果、マンション1階店舗での雨漏りは、上部にある陸屋根のひび割れやドレンの詰まりが原因であると考えられます。
オーナー様にお伺いすると、ウレタン防水の塗り替えを行ったのは10年ほど前ということですので、そろそろメンテナンスのタイミングが来ているようです。
オーナー様は外壁の修理も検討されていたため、防水と外壁の修理をご提案しました。
陸屋根にはブロックなどの不要な残置物があったため、施工の際にはこちらの撤去も一緒に行うようにご提案しました。
ウレタン防水を行うことで陸屋根の防水性が復活し、雨漏りが解消されるようになります。
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集合住宅の雨漏りは、建物の構造や使用状況によって様々な要因が絡み合うため、専門的な知識と経験が必要です。
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