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名古屋市緑区で雨漏りしていた住宅のウレタン塗膜防水メンテナンス、脱気筒の取り付け
更新日:2024年9月3日
今回、実施している陸屋根住宅の屋上、バルコニー等ウレタン塗膜防水メンテナンスは、通気緩衝工法を用いています。
通気緩衝工法とは、下地に通気緩衝シートと脱気筒を設置したその上にウレタン防水材を塗り重ねて防水層をつくる施工方法です。
通気緩衝シートと脱気筒を組み合わせることにより、下地から上がってくる湿気を外部へと排出させることが可能となり、防水層の膨れなどの不具合を防ぐ効果が期待できます。
そして、前回までに、通気緩衝シートの敷設およびジョイント部への専用テープ貼り付け処理が完了しています。
通気緩衝シートは、裏面の粘着層(自着層)に通気が可能な溝が設けられており、その溝が下地からの湿気の逃げ道となります。
そして、さらに、下地からの湿気が脱気筒まで移動すると、そこから外部へと排出されるといった仕組みになっています。
それでは、通気緩衝シートと組み合わせて機能を発揮する脱気筒の設置を行っていきましょう。
脱気筒を専用のビスで固定した後、その周囲にメッシュテープを貼り付けて補強します。
さらに、脱気筒まわりの隙間を埋めるようにコーキングを充填し、防水処理を行います。
脱気筒まわりに打設したコーキングをヘラで均します。
脱気筒の取り付けが完了した状況です。
この後は、ウレタン防水材を複数層塗り重ねて施工するので、脱気筒の根元は隠れ、筒状の部分だけが見える状況で仕上がります。
このように、最終的には隠れてしまう部分にも適切な防水処理を施すことが、より高い品質を確保するには重要なポイントとなるのです。
この後は、いよいよウレタン防水材の重ね塗り工程となります。
なお、ウレタン防水材の重ね塗り工程については、次回のブログにて、詳しくご紹介いたしますので、ぜひご覧ください。
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