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新居浜市で平型スレート屋根の点検からコロニアルへの葺き替えを実施した施工事例です。
新居浜市 屋根材(瓦)
【工事のきっかけ】
屋根が古くなった為葺き替えのお見積りを受けました。
平型スレートで瓦のズレや雨に濡れている屋根板の状態など確認しました。
陶器平板瓦とコロニアルでお見積りを提案しコロニアルでの葺き替えをさせていただきました。
基本情報
- 施工内容:屋根材(瓦)
- 施工期間:4日半
- 築年数:60年
- 使用材料:ケイミュー コロニアルクワッド(ミットナイトブルー) 12㎜針葉樹合板など
みなさんこんにちは。
街の屋根やさん新居浜中央店の合田です。
今回は葺き替えを検討しているお客様宅へ訪問しました。
葺き替え依頼の場合は現状の屋根材、屋根板、周辺環境、屋根上の障害物
寸法など調べます。
また、どんな屋根材にするかで施工方法も変わってきます。
瓦は平型スレートです。セメントと砂を混ぜた瓦になります。
平型スレートはスレート屋根でも特に古い部類に入ります。
築年数も50年以上の建物が多いです。
このご自宅も80年くらいです。
当社は平型スレートの場合は屋根板増し貼り必須にしています。
屋根には谷板金が施工されています。
トタンで錆びも目立ちます。
葺き替えでは基本的に板金を交換します。
交換しない場合もありますが、1度は取り除けます。
新しい屋根板や防水シートを貼らないといけないからです。
アンテナが屋根についています。
昔は当たり前でした。今は壁に取り付けている家が多いですね。
アンテナは本体はもちろん、引っ張っているステン線の位置を確認
場合によっては撤去復旧が必要です。
今回は問題ありませんでしたが、根元の4脚も錆びている場合が多く
棟付近の作業中に折れる可能性もあります。
葺き替えする場合、アンテナの取り替えも同時にしるケースもあります。
トイレ部分です。
屋根の軒下に少し屋根があります。
瓦3段分に見えますが、上の屋根に1mほど被っています。
潜り込んでの作業は不可能なため、上の屋根板を取り除けて
下屋根を先に施工する手法になります。
棟付近の瓦がズレてます。
棟下の瓦が持ち上がらないので
意外と修復が難しいです。
ズレっぱなしは雨漏りの原因になります。
トラックが屋根に付けれる場所を確認します。
屋根にトラックが付けれるかどうかで
瓦の撤去や荷上げが投げ下ろしか運搬作業になるかを判断します。
今回はトラックが付けれますが電話線だけ気を付けるべきです。
根全体点検が終わりました。
お客様の要望で安価な陶器瓦とコロニアルでの葺き替え御見積を提案します。
築年数が古いので
屋根板は増し貼りします。樋は現状で使用できるよう調整します。
葺き替えは屋根工事の中でも費用が高いので中々手が出ないと思います。
概算御見積だけでもお気軽に問い合わせてください。
撤去前準備です。
廃材をトラックに積むため、道具を除け
合板でトラックに外枠を作っていきます。
今回は平屋でトラック付けも1か所になるのでシュート設置はありません。
既存の平型スレートを取り除けていきます。
トラックが付いている面から最も遠い面から始めます。
近いところから取りのけると、下地が古いため屋根板を踏み割る可能性が高くなります。
瓦4~5枚持っていると体重+10キロ以上の負荷がかかります。
そうなると動きも鈍く時間が掛かってしまします。
どんな屋根も棟から瓦を取り除けていきます。
棟を取り除けたら地伏せを取り除けていきます。
下地が古いので屋根板事取れてしまうところもあります。
防水シートはボロボロです。
築40年以上だと22キロの紙製の防水シートを使用しているのが
ほとんどです。
スレート瓦は瓦と屋根面が接着している部分が多いので、雨水が吹き込んでも
防水シートに浸透する量が多くなるので、ボロボロになっていることが非常に多いです。
防水シートを除けていきます。
ペラペラでスレート瓦の砂やゴミが多いです。
暑い中での作業なので風が吹くと嬉しいですが、この作業に関しては
防水シートが飛んでいくので無風になっているのが望ましいですね。
トイレ部分の屋根のみ潜り込みになっています。
言っても人が入れるスペースはないので先に施工する必要があります。
屋根地は合板を増し貼りしますが、ここだけは既存の屋根地を1度除けないと
下の屋根が作業出来ません。
谷付近には雨漏り跡があります。
ゴミつまりでオーバーフローしている箇所もあります。
谷板金付近は瓦に釘が打てない場所、銅線に釘を巻き付けた釘打ちをするため
ズレたり、歪みやすく、雨が入りやするなってしまいます。
トラックに近い面も同じように取りのけていきます。
アンテナが倒れないように、1人がアンテナの足を持って、1人が
瓦を抜いていきます。
同じように防水シートを取り除けます。
大体面の60%以上取りのけたら1人は防水シート撤去と屋根地掃除に回ります。
瓦、板金の取り除けが完了しました。
屋根地の掃除、浮いている釘を抜いたり、打ち込んだりして完了です。
平型スレートを取り除けたので、合板を上張りしていきます。
袖部分の屋根板で特にズレや漏れ跡がひどいところがあります。
多くは下の垂木が腐って釘が効いていない状態にあります。
古くなって屋根板が沿ったり、重心がズレて微妙に傾いてきたり
色々な要因があります。そうなると水の流れが傾き袖側に行くことが多くなります。
袖から腐ってくると屋根板が大きく傾いたように見えます。
トイレの下屋根もそうですね一番端の垂木が腐っています。
ヒロゴや谷下の屋根地を調整します。
瓦は勾配をとる為に軒先や袖先はヒロゴ板、ウラゴ板というものを付けます。
同じ屋根板の上に角上の木や三角形状の立ち上げ木を打つこともあります。
昔は屋根板で厚みを変えて取り付けています。
コロニアルは薄い屋根材なので微妙な立上りも逆勾配の要因になります。
逆勾配とは流れ方向が逆にになることです。具体的には樋に向かって流れる雨が
傾斜が逆になり家の内側方向に流れてしまうことです。
垂木交換やバラ板を使ってコロニアルを葺くのに影響がないようにします。
上張りすると言っても既存の土台を直さないと、上張りする合板にも
影響がでて仕上がりが悪くなります。
合板を屋根に上げ貼っていきます。
コロニアルは屋根板にべた付けなのでバラ板だと隙間に釘穴部分が通ると釘が効きません。
なので瓦からコロニアルに葺き替えする場合は基本的に合板増貼りになります。
新居浜中央店は平型スレートの場合は特に築年数が古いので合板増貼りは必須にさせていただいております。
もう1つ合板を貼る理由として、
コロニアルは瓦と違い、屋根板の軒先出寸が異なります。
瓦は軒先の屋根板から60~75㎜くらい出して内側に水が回り込んでも屋根地に当たらない
ようにします。
逆にコロニアルは屋根板から20㎜した出しません。薄いので出し過ぎると風の影響を受けます。
軒先に水切りを付けているので回り込んでも水切りで樋に落とします。
既存の樋は瓦の出寸に合わせています。コロニアルになると軒先の出寸が40~50㎜短くなります。
そのままの位置で合板を合わせると間違いなく樋に届かないため、合板の増し貼りで
樋に合わせるように軒先の位置を決めていく必要があります。
谷部分などは寸法を測りながら合板をカットしていきます。
一先ずビスを垂木に打ち込んで仮止めをしておきます。
手前の面の設置完了です。
下屋根の合板を取り付けました。
瓦が葺き終わるまでは上の板は復旧、増し貼り出来ないので、借り伏せ状態に
しておきます。
合板の仮止め設置が全面完了です。
垂木に沿って合板1枚、垂木ごとに5本ビス止めします。
コロニアルは薄い屋根材なので、ビスの頭が合板より浮いてはいけません。
しっかり埋めていきます。
仮伏せ以外の部分の本止が終わり、増し貼り完了です。
時間も夕方になり、下屋根を仕上げないと
大屋根に移れないので、ブルーシーとを厚めに貼って養生です。
ここの現場の下屋根はトイレ部分のみ大屋根に潜り込んでいる形です。
先に施工を終えないと大屋根の屋根地が貼れないので作業手順は割愛して葺いておきます。
完了後に屋根板と合板増し張りを止めていきます。
軒先の水切を付けていきます。
雨水が表面張力でコロニアルの裏側に伝ってもこの水切に当たって
樋の中へ滑り落ちるようにしています。
継手は20㎜~50㎜くらい被せてコーキング(接着剤)を付けます。
折り返しのハゼ付近に4~5か所板金釘を打って止めます。
次にルーフィング(防水シート)を貼っていきます。
当社は常裕パルプさんのゴムアスルーフィング「レギュラー」を
使用しています。
谷部分がある場合は谷芯にあわせて縦にルーフィングを貼ってから
軒先から順に横に流していきます。
ルーフィングは谷芯でカットせずに谷芯を越えてからカットします。
谷芯を中心に縦、右面、左面のルーフィングが伸びでいるので
3重防水にします。
ルーフィングは軒先は水切に被るようにしておきます。
棟は棟芯から左右250㎜以上被るようにします。
面単位で250㎜以上棟越しで被らない場合は、棟芯から左右に1列巻いていきます。
次にケラバ板金を取り付けます。
コロニアルの端にある青い板金です。
水切と被せが一体になっています。水切の上にコロニアルの地伏せが来ることで
水が横に走っても水切の上を流れて排出されます。
赤丸部分はナナメに縁切りをします。
1枚物で終わる場合は元々縁切り加工されていますが、半端もので加工する場合は
ナナメに縁切りします。
していないと水切と逆側に水が走ってしまい雨漏りの原因になります。
谷板金を取り付けます。
板金系統は水切の役割なので基本的には屋根材施工の前に取り付けます。
写真のように谷板金が軒先まで行っていない場合は屋根材に水を流すので、
そこまで屋根材を施工してから谷板金を取り付けます。
谷板金は一定の間隔で、吊り子と呼ぶ板金で屋根板に止めます。
V地部分や継手になる部分は200㎜程被せます。
谷は雨水を集約する場所なので、ここの施工をきちんとしてないと
ダイレクトで家の中に大量の雨水が入ってしまいます。
谷板金を付けたらコロニアルを葺いていきます。
谷の流れに沿ってコロニアルを加工していきます。
棟際です。
コロニアルが際までありますが、釘が露出する範囲なので
まだカットしたコロニアルを1列施工します。
この時、コロニアルに段差ができないように棟際に加工したコロニアルを敷き詰めます。
棟板金を最後に取り付けます。
下地となる笠木を棟板金の幅に合わせて取り付けます。
棟板金を被せていきます。
継手は50㎜以上被せてコーキング止します。
釘やビスは側面から先程の笠木に止めていきます。
正面からだと、年数が経つと腐食やゆるみを起こしで雨水が
侵入しやすくなるからです。
施工が完了しました。
瓦、下地の劣化、雨漏りも解消です。
綺麗に仕上がりお客さまも喜んでおられました。
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