更新日：2016年08月29日

本日ご紹介いたしますのは長生郡一宮町で行った屋根点検の様子です。屋根は以前に塗装をしており、それから十数年以上が経過しているということですので状態が心配になって弊社に問い合わせたということです。塗料の耐用年数もありますが、10年以上点検も行っていないとなると他にも不具合があるかもしれませんので、気合を入れて調査を行いたいと思います。

屋根に上って全体を確認すると、スレートが部分的に変色しているのが分かりました（左写真）。変色している箇所をさらに近くで見てみると、塗膜が劣化して剥がれてしまっています（右写真）。剥がれていない箇所も浮きが見られますので、放っておけばどんどん剥がれてしまうでしょう。塗膜が剥がれた箇所は下地が露出していますので、今度はスレート自体が傷みだしますので早めに塗装で保護しなければなりません。

棟板金を固定する釘がういていました（左写真）。ステンレス製の釘が使われているので錆などは発生していませんが、これだけ浮いてしまうと棟板金を固定できていないことが分かります。すでに今の時期は台風シーズンですので強風時に飛散しないように浮いた釘は打ち込んでおく必要があります。棟板金の下に設置された貫板は傷んでいないので、打ち込んだ釘はしっかり効いているようです（右写真）。

大屋根に続いて下屋も見ていきます。大屋根はスレートでしたが、下屋は瓦棒葺きです。塗装は何度かしているようですがやはり年数が経っていることから塗膜の剥がれや（左写真）浮きが出てきています（右写真）。
今回の点検から、大屋根も下屋も塗膜剥がれが目立ちますが、屋根材自体はまだ大丈夫でしたので屋根塗装をご提案させていただきました。浮いた塗膜はそのまま塗装をしても下地に密着しませんので、高圧洗浄で大まかに落とし、ケレンを行って下地を整えてから数回の重ね塗りを行います。見た目的に悪くなってしまった屋根も、しっかり手順を踏んで工事を行えば新築のような美しさを取り戻すのです。
屋根塗装に関しては専用ページでも紹介しておりますので、詳しく知りたい方はそちらも合わせてご覧ください。屋根・外壁の塗装