更新日：2017年07月04日

足立区で行った雨樋交換と、その工事に合わせて落ち葉除けネットを設置の様子をご紹介します。雨樋の壊れる原因は経年による雨樋そのものの劣化であったり金具の変形など様々ですが、大体が経年で弱くなったところをを強風などの自然災害で決定的に壊れるというパターンが多いようです。また、雨樋が詰まってしまい、雨樋に長期間雨水が溜まってしまっていることなども壊れる原因です。今回は壊れた雨樋の交換と、さらに詰まりを防止する落ち葉除けネットの設置をご紹介します。

これから交換を行う雨樋です（左写真）。年数が経っていることから、汚れが目立っております。また、写真では分かりにくいのですが、雨樋の変形や外れかかっている箇所もありました。
まずは古い雨樋をすべて撤去します。取り付け金具も同時に撤去しますが、取り外した鼻隠しの部分に亀裂ができていました（右写真）。このような箇所も合わせて補修を行っておきます。

新しい金具を取り付けました（左写真）。ちなみに鼻隠しに付けられる雨樋は軒樋と呼ばれています。軒樋を固定する金具は大きく分けて二種類あり、受けタイプと吊りタイプに分かれます。受けタイプは軒樋を外側から受けて固定し、逆に吊りタイプは軒樋の内側に引っ掛けて吊るように固定するものです。今回使用したものは吊りタイプです。このタイプは見た目で金具が目立たないので建物の景観を損なわないことから最近主流になっています。
金具設置後は雨樋を取り付けます（右写真）。そして今回はさらに落ち葉除けネットも一緒に取り付けました。都内でも近くに公園があったりして落ち葉が雨樋に詰まるということがあります。また、台風などで様々なものが飛来し、雨樋を詰まらせるというケースもありますので、雨樋交換のタイミングで落ち葉除けネットをつけておけば詰まりの心配はなくなります。写真のようにロール状のネットを設置し、銅線で固定するので比較的短時間で済む工事です。ですが、高所作業になるので足場が必要です。落ち葉除けネットを取り付けるためだけに足場を架設するのも費用がもったいないので、工事のタイミングに合わせて行っておくことをお勧めします。
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