袖ケ浦市|一度直したはずの棟板金、大風により再び飛散
更新日:2017年03月15日
袖ケ浦市にお住まいのお客様は以前も大風により棟板金が飛散し、直したばかりなのに同じ場所の棟板金が今回もまた飛散して困っていました。
お客様は弊社のホームページを見て、お問い合わせをいただきました。お話を聞きますと、全く同じ所だけが毎年飛散するそうです。その都度修理を同じ会社で工事をしていたのですが、毎回同じ結果になると困っていたそうです。調査すると、確かに修理している痕跡があります。貫板がまだ新しく、不思議なことに、片方の貫下地は貫板ごと消えていました。
貫板ごと剥がれていました。とても大きな力が加わったのでしょう。棟板金は両サイドから小さな釘でしか固定されていません。釘が抜けたり、板金の経年劣化で飛散するのであれば解るのですが、今回のケースは少々違います。しかも毎年、飛散してしまうそうです。よく見ると直したはずの貫下地を止めてある釘がすでに錆びています。鉄釘は直ぐに錆びてしまうものですので、現在ではほとんど使用いたしません。しかもスレート瓦に釘を打ちつける時は、必ず錐もみをします。スレート瓦が割れないようにするため事前に穴を開けますが、考えられるのは下地の穴が大きかったか、穴が深すぎて、本来の釘が効いていなく、このような事態になってしまったのでしょう。
こんなに短時間に棟板金が何回も飛散するのは聞いたことがありません。状態を見る限り、人的ミスでしか考えられないです。確かに貫板は経年劣化しやすい木材で、過酷な条件下にあることは確かです。お客様にご提案として、弊社では樹脂製貫板をお勧めしています。腐ることがなく、施工時にはビスで固定をするので、まず抜ける事はありません、樹脂製貫板は芯にアルミの板状のものを入れてありますので、曲がりにも強くなりました。今後のことを考えると、樹脂製の物にした方がお得です。一度、ご相談していただければ、良い解決法をご提案いたします。
記事内に記載されている金額は2017年03月15日時点での費用となります。
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