更新日：2017年06月02日

荒川区のお客様より下屋の瓦棒屋根の葺き替え工事をご依頼いただきました。元々の屋根は金属の屋根材が使われておりましたが、素材はトタンということもあり塗膜の剥がれた箇所から腐食して穴が空いた状態でした。そこからの雨漏りが問題となって今回屋根葺き替え工事を行うこととなりました。

ちなみにトタンの屋根の耐用年数は15年程度と言われておりますが、塗装などを定期的に行っていくことで寿命は伸ばすことができます。しかし、そのメンテナンスを怠ればそこから腐食し寿命を著しく短くしてしまうのです。今回はトタンよりも耐用年数の長いガルバリウム鋼板を使って葺き替えを行います。ガルバリウム鋼板は錆びに強い性質があり、塗装をせずとも25年程は大丈夫と言われていますので安心ですね。
屋根葺き替え工事ではまず、既存の屋根材をすべて撤去します（左写真）。清掃を行った後、野地板を増し張りしていきます。屋根から雨漏りしていると野地板も傷んでいることが多く、今回も同様でしたのでコンパネの野地板を貼ってその上から屋根を作っていきます（左写真）。

野地板の上から防水紙を設置します（左写真）。防水紙は軒先から設置するようにすることで、重なり部からの雨水の侵入を防ぎます。ちなみに屋根の防水は屋根材だけで賄っていると思われがちですが、実は屋根材だけでは内部に入り込んでしまう場合があるため、その時は防水紙でも雨水を防げるということです。
瓦棒屋根になるので、心木の取り付け（右写真）、さらにガルバリウム鋼板の屋根材を取り付ければ工事は完了です。

ガルバリウム鋼板は最初に挙げた腐食に強いということ以外にもメーカー保証が長いというメリットがあります。また、今回はもともとトタンが使われていましたが、スレートや瓦などに桑ベルト軽量ですので地震の揺れを軽減して建物へのダメージも少なくすることが可能です。
街の屋根やさんでは今回ご紹介した屋根材以外にも高機能な屋根材を多数取り扱っておりますので、気になる方はお気軽にご連絡ください。
また、屋根葺き替え工事について詳しく知りたい方は専用ページの方もご覧ください。屋根葺き替え工事について