茅ヶ崎市|雨漏りの原因は屋根ではないのかも
更新日:2017年04月11日
茅ヶ崎市で軒天補修のご依頼を頂きました。軒天は外壁よりも外側に出ているので、経年劣化によって剥がれが起こり始めます。そんな中でも経年劣化ではなく、雨漏りを起こしている為に出ている症状もあります。雨漏りの原因を探りましょう。

左写真は正常な軒天です。埃がつき、やや黒ずんでいたとしても剥がれも無く問題のない軒天です。に対しての右写真は染みと軒天材の剥がれが見られます。軒天は外壁からは出ているものの、このように雨で濡れるような場所ではありません。この場合、上から雨水が入り込み雨漏りを起こしていると判断した方が良いでしょう。

軒天の上方は霧除けになっていますが、その更に上、モルタル外壁にクラックが発生しています。シーリングで補修はしてありますが、ヒビははっきりと見えています。これではシーリングの役割もなくクラックに雨水が入り込んでしまいます。

同現場の別のクラックです。こちらは補修もされていなく、左のクラックの周りに黒い染みがあります。サッシの隅は雨の流れ道で汚れや雨染みも残りやすいのですが、クラックも発生しやすい場所です。これはサッシの取付時にビス等で打ち込んだ際に小さなヒビが出来ていて、次第に拡大していくためです。

このような細かい場所からも吹き込むような雨は入り込む可能性があります。こちらはまだ細いヘアクラックですのですぐに雨漏りを起こすことはないと思いますが、今の段階で補修をしておかなければ、後々構造クラックに発展、雨漏りに繋がります。
全体を見渡してみるとサッシ廻りが特にひどいことが分かりますよね。霧除け・庇やサッシの取り付け位置は躯体にダメージを与えているので適切に定期的なメンテナンスを行わないと雨漏りを引き起こしてしまいます。
茅ヶ崎市のこちらの現場は次回、散水検査を行い雨漏り箇所を特定し、クラックの補修工事を行っていきます。
記事内に記載されている金額は2017年04月11日時点での費用となります。
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