更新日：2016年03月11日

ここ数日は天候の変化が激しく本格的な雨も良く降ります。雨と言えばつきものなのが雨漏りですが、本日は船橋市のお客様のかなり大きな雨漏りの調査に伺って参りました。状況は一階のお部屋にかなりボタボタと雨漏りが発生しているとの事でした。早速状況を見ていきたいと思います。

まずご案内された室内の壁に大きな雨染みがありました。かなりの量の雨が入るらしく対応策としてペット用のトイレシートで応急処置をされていました。こちらにも相当量の水が含まれています。

天井にはその証拠となる雨染みがかなりの面積にわたって残っておりました。雨漏りをしている箇所の上は何になっているかと言いますとベランダと下屋根の取り合いがあります。どちらとも雨漏りの原因箇所となる要注意部分です。

あまりの雨漏りにお客様がご自分でビニールシートをかぶせて対処をされたそうです。ベランダ面は１０年ほど前に防水塗装をされたとの事ですが、確かに大きな傷などは見当たらない様子でした。小屋裏に入れるとの事でしたので小屋裏へ入らせていただいての原因究明調査を行いました。小屋裏も相当の水が入ったようで桁に黒く雨染みがまだ乾いていない状態で残っていました。ここを見る限りはやはりベランダと壁の境目周辺に何か原因がありそうです。これだけの水が流れ込むには水が集まる場所が候補として考えられます。水が集まりやすいところと言えば屋根なら谷であったり、ベランダなら排水ドレン周りや勾配が下がった側です。

違う方向からも小屋裏に侵入して状況を確認します。天井内部はまだ濡れている状況です。

ベランダの排水ドレン周りに漏水の痕跡が確認できます。この辺りも間違いなく入っていますが、一番入っている場所は違うところにありそうです。雨漏りは一か所からしか入っていないとは限らないため慎重な調査が必要となります。可能性のある場所を確実に修復していくのがこのような複雑な雨漏り解消には必要となります。再度位置関係を確認し確実に雨漏りが止まる工事をお客様にご提案して参ります。