更新日：2017年03月06日

江東区の店舗の屋根葺き替え工事をご紹介いたします。長年屋根の状態を放置しており、雨漏りも発生しているということでしたが、そのたびに簡易的な補修は行っているという話です。店舗の場合は雨漏りした場合大切な商品を濡らすことにもなりますし、来店されるお客様に不快感を与えてしまうことになります。また、何より雨漏りによって木部が腐食してくれば建物の耐久性も著しく低下しますので早めに補修しておかなければなりません。

屋根の状態を見ていきます。屋根はトタンの波板が使われておりますが、相当長い期間放置されていたようで全体が錆で赤褐色になっています。また、棟板金が外れていたり（左写真）簡易的な補修跡も見られました（右写真）。

ちなみにトタンとは鉄板の表面を亜鉛メッキで覆ったものです。亜鉛メッキは錆にくくするためのコーティングですが、これがはげるととすぐに錆が発生しますので定期的に塗装が必要です。耐用年数は塗装などのメンテナンスをしなければ5年から10年程度で、塗装をすれば15年近く持つ場合もありますが、大体10年程度で張り替えるのが一般的です。
写真の状態を見る限り、何度か塗装はしていたようですが耐用年数は軽く過ぎていることが分かりますので、今回は屋根材ごと交換する屋根葺き替え工事をご提案させていただきました。
（屋根葺き替え工事について、詳しくはこちら）

屋根葺き替え工事では既存の屋根材を撤去した後、新しい屋根材を設置します。屋根材の下に設置された野地板も傷んでいたのでそちらも合わせて交換いたしました。ちなみに新しい屋根材はガルバリウム鋼板の波板です。
ガルバリウム鋼板は錆びにくいため、耐用年数は20年以上です。トタンは亜鉛でコーティングしていましたが、ガルバリウム鋼板は何層もの処理がされています。基本となる鋼板の廻りには亜鉛、アルミ、シリコンの合金の層があり、その上からさらに化学処理がされています。もちろんガルバリウム鋼板の屋根にも塗装できますので、塗装をすることでさらに寿命は伸ばすことが可能です。
すべての屋根材設置が終われば屋根葺き替え工事は完了です。これで雨漏りからも解放されますね！今後は弊社で定期点検を行いますので、これからのお住まいの状態管理もお任せください。