更新日:2017年09月16日
横浜市戸塚区の屋根塗装のご依頼がありましたお客様邸です。築16年、初めての塗装ですので状態を確認し屋根塗装が可能か、もしくは他の工事が必要なのかチェックを行ってまいりたいと思います。
スレート屋根がオレンジ色に見えているのは苔・カビの付着です。新築時の塗膜が劣化し、スレートが雨水を吸い込んでこのように美観性を損ねてしまうのです。
頂点の棟板金は釘が外れ浮いてしまっています。台風の発生が多い時期ですので、しっかりと貫板に固定し直して飛散が起きないように対処をしていく必要があります。
そもそもなぜ釘が浮くのかというと、地震や風によって建物が揺れることで徐々に固定力を無くしていくのです。
ちなみに日光が良く当たる大屋根は苔が乾燥し、オレンジや赤色に変色しますが、下屋の様に日当たりが悪い所はいつまでもじめじめとした状態が続きますので苔が緑色なのです。
せっかくの天窓が苔の付着によって汚れていますので、塗装の際には洗浄で綺麗にしていきましょう。
最近スレートが庭に落ちていたという事でお客様が心配されていましたが、スレートの割れによって雨漏りが起きるわけではありません。
屋根塗装は、雨漏りを起こしていない事が必須条件となりますので、補修を行えば塗装は可能です。
ただ一つ、塗装が本来の機能を発揮できるかというのは屋根の下地によります。苔の付着が多い屋根は特に要注意ですが、スレートが水分を含んで乾燥を繰り返すことで、浮きや反りを起こし始めます。
割れやすくなったり、表面自体の傷みが激しいケースがありますので塗膜が早めに剥がれてしまう事もあります。
こちらの様に屋根材同士の隙間がある場合、調査後検討した上で屋根カバーや葺き替え工事をお勧めすることもありますのでご了承くださいませ。
施工をするからには長期的に安全な屋根に仕上げるために、施工内容をご提案させて頂きますので宜しくお願い致します。
記事内に記載されている金額は2017年09月16日時点での費用となります。
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