更新日:2021年05月15日
横浜市緑区の屋根塗装工事中の現場です。徐々に寒くなり日照時間も短くなるため作業時間が短くなっていきますが、焦らず塗装施工を進めていきます。
まず高圧洗浄を行い屋根材に付着している汚れや赤い苔やカビを落とし、しっかりと乾燥させます。塗装工事の際にお客様が気にされるのは色や仕上がりの状態だとは思いますが、綺麗な仕上がりにするためには多くの細かな作業が非常に重要になります。
今回は、中塗り・上塗りに至るまでに塗装の工程を集中的に紹介したいと思います。これは屋根塗装に関わらず外壁にも同じことが言えますので、参考までにご参照ください。
高圧洗浄後、まずは下地処理を行います。屋根材が割れていたり鉄部が錆びている場合、このまま塗装を行っても後々屋根材が落下したり錆が浮き出てきたりと、問題が出てしまえばせっかく塗装を行っても美観性を損ないます。
そこで鉄部はペーパー掛けを行い、防錆塗料で錆の発生や進行を抑えていきます。
その後、下塗りを行い中塗り・上塗りと進めていくのですが、実はこの下塗りが非常に重要な役割を担っています。
塗り替えを目的にしているなら費用を抑える為に中塗り・上塗りだけで良いのではないか?と質問を受けることもありますが、下塗りの役割を知ることで必要不可欠な工程だという事が理解できるかと思います。
下塗り塗料の役割とは?
下塗りには大きく3つの役割を持っています。
1.下地の吸い込み止め
傷んでしまった屋根材は多く塗料を吸いこんでしまいます。その状態に費用の高い中塗りから塗っていくと使用量は必然的に多くなり、更に一見綺麗に仕上がったように見えても吸い込みでムラが出来たりします。
下塗り塗料はこのような吸い込みを防ぎ仕上がりを綺麗にしていきます。
2.密着性の向上
下塗りは接着剤のような性質を持ち、屋根材と仕上げ塗料の密着性を高める役割を持っています。この作業を怠ると、施工後に塗膜の剥がれや浮きが起こりやすく、耐久性の維持が出来なくなってしまいます。
3.旧塗膜の色消し
暗い色から明るい色への塗り替えをご検討される方もいらっしゃると思います。仕上げ塗料は通常は2回施工で厚塗りは好ましくありません。その為、綺麗に発色を出すためには一度下塗りで旧塗膜の色を隠してからの塗装が理想的です。
同じ色を使用しても黒への塗装と白への塗装で色合いが変わることは分かりますよね。
下地処理と下塗りをしっかりと行う事で、中塗りと上塗りは密着し綺麗な発色で仕上げることが出来ます。安い高いではなく、まず必要最低限の工程を踏むことで塗料の耐久性を発揮することが可能です。
適切な塗装を行ってくれる施工業者の選定は非常に重要です。塗装についてのご質問、工程の確認、塗料のグレードについて等々、気になる事がございましたらお気軽にご相談くださいませ。
街の屋根やさんでは、施工例も合わせどのように作業を進めていくのかの説明もさせて頂きます。
記事内に記載されている金額は2021年05月15日時点での費用となります。
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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