更新日：2017年10月21日

横浜市保土ケ谷区のN様より雨樋のご相談を頂いておりました。以前より、集水器の継ぎ目部分から雨がぽたぽたと流れ、騒音もそうだが玄関近くでの水跳ねが気になるとの事でした。

そして近いうちの雨や台風にあわせて、破損が広がる前になるべく早く補修をお願いしたいとお伺いしておりました。

破損個所はこの集水器と呼ぼ樋の接続部です。風圧によってで割れ目が入り、そこから雨水が溢れてしまっていました。

また上から確認をすると落ち葉が雨樋に多く入っており、雨水の流れを妨げていました。落ち葉が少ない場合はそのまま流れますが、集水器に溜まると雨水の溢れや雨樋の破損を招いてしまいます。

落ち葉が溜まりやすい・軒樋がすぐに溢れてしまう等、雨樋トラブルを抱えている住宅は、今まで通りではない対策が必要かもしれません。

被害が大きくなる前に早速雨樋の補修を行いましょう。幸いにも雨樋には詰まりも歪みもなく、清掃をすることでそのまま使用することが出来ました。

集水器から竪樋の接続部までは新たな物に取替、雨水の漏水も改善できました。

雨樋の部分的な補修では

今回、1箇所の集水器の周辺と雨樋清掃のみでしたので、足場仮設は行わずに施工をすることが出来ました。

但し、屋根の勾配が急で上からの作業が出来なかったり、2階の雨樋で範囲が拡大するようなケースでは、足場が必要になりますので、調査で事前に確認させて頂きます。

雨樋補修が終わり周辺を確認すると公園が近く、枝や草が溜まりやすい傾向にありました。

そこで補修箇所に関わらず全体に落ち葉除けネットを取りつけ、集水器の詰まりを起こさないように対策を行いました。

このように雨樋にも施工内容を変更・追加することで改善できる点は多くあります。

軒樋が溢れる場合は雨樋の形状・サイズの変更、積雪が多い地域ではマルチカバーの設置やヒーターの取りつけでも雨水の破損を防ぐことが可能です。

雨樋の定期的な取替補修のついでに、住宅の特徴を理解して壊れにくいように補修をしていきましょう。

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