更新日：2021年05月15日

市原市のお客様は「屋根が剥がれ出している」と言われたそうです。5年前に大金をかけ、お家のメンテナンスとして外壁塗装と屋根塗装をメンテナンスしたそうですが、雨漏れがしだしショックが隠せない様子でした。

屋根調査

今回は「屋根が強風により剥がれた」とのお問い合わせでしたので、調査に行く前は強風で棟板金などが飛散したのかと思っていました。

実際屋根に上がり、調査したところ、思っているよりも現状はかなり厳しいものとなっていました。築年数がまだ浅いお家で屋根はスレート瓦屋根でした。しかも5年前にメンテナンスをしたばかりで外壁は艶があり不具合はありませんでしたが、屋根には艶はもう無く、剝がれ落ちている場所や、ほとんど捲れあがつていました。

屋根材は社会問題化しているパミールでした

まずは画像を見てください。このような現象になってしまう商品があります。昔はアスベスト入りのスレートが当たり前の時代で耐候性も高く、丈夫でした。健康被害が問題となり、アスベストの含有が禁止になってから、各屋根材メーカーさんがさまざまな製品を発売したのですが、その中で数年後不具合が生じてしまう商品も多々ありました。

元々、スレートの耐用年数は20～30年と言われていますが、定期的にメンテナンスをしてでの耐用年数です。塗料の耐用年数はほとんどが10年から15年程度でしょう。今回のお客様の屋根は社会問題にもなっている屋根材で、ここまで捲れたり剥がれが生じていると、手の施しようがありません。

このスレートであれば弊社は初めから塗装のご提案はいたしません。金属屋根材への変更をお勧めしていたでしょう。

失敗しない為には

このスレートはパミールという商品名で、既に生産中止になっています。生産・販売をしていたメーカーさんに問い合わせても、自社の違う商品で屋根カバー工法により修理してくださいと言われます。実際の商品の購入者や施工者が工務店などの業者であることをいいことに、エンドユーザーである個人には保証を行っていないのです。法律的には問題がないのかもしれませんが、道徳的にはどうなのでしょうか。

お客様には金属屋根材による屋根カバー工法をお勧めしました。

ご相談はフリーダイヤル0120-989-742にてお待ちしています。点検・見積もりは無償ですので、お気軽にどうぞ。