更新日：2016年08月18日

本日ご紹介いたしますのは安房郡鋸南町で行った屋根点検の様子です。お隣でお住まいの塗り替えをやっていた業者の人に「屋根の塗膜が傷んでいるので塗装した方が良い」と言われたことがお問合せのきっかけです。実際に屋根の状況を自分で見ることができないので、まずは点検をしてもらい本当に塗装が必要なのか判断してほしいとのことです。

屋根の点検をするので、何はともあれ屋根に上ることが必要です。弊社では点検にお伺いする時に必ず屋根まで届く梯子を持参いたします（左写真）。梯子をかけるときもお住まいを傷めないように細心の注意をし、さらに雨樋に加重がかからないようアタッチメントを使ったりしております。
右写真が屋根の状態です。確かに全体的に色褪せしており塗膜の劣化が見られます。手で表面を触るとざらついた感じがすることからスレートにも傷みが出始めているようです。

過去に塗装をしているようですが、縁切りをしていないことから雨水がスレート内部に溜まってしまい、その部分だけが変色していました。縁切りとはスレートとスレートの重なり部に適度な隙間を作ることで、これをせずに塗装をすると塗料によって閉塞して毛細管現象によって雨漏りを引き起こす可能性があります。街の屋根やさんでは屋根塗装を行う場合は「タスペーサー」をスレートとスレートの間に設置し、隙間を作っています。

屋根の塗膜劣化だけでなく棟板金の釘浮きも見つかりました（左写真）。前回屋根のリフォームを行った時には棟板金もお手入れしていると思いますが、それからかなり長い年数が経っているので自然と釘が浮いてしまったのでしょう。釘が浮くと棟板金の固定力が落ちるので強風が吹いたときに飛散してしまうかもしれません。工事の時には棟板金の固定も再度行っておく必要があります。

今回の調査の結果、やはり屋根は塗装が必要な状態でしたので屋根塗装をご提案させていただきました。屋根を塗り替えする場合は必然的に足場架設も必要になってきます。お隣との境界があまりスペースがないので（右写真）、この箇所は単管を使って組むような工夫が必要になってきそうです。屋根塗装については専用ページがございますので、これから屋根塗装をお考えの方はそちらも合わせてご覧ください。外壁・屋根塗装について