更新日：2017年05月11日

100年経つ蔵の改修工事が進行してきました。今回は内装工事で窓枠やドア枠の設置に取り掛かります。

お住まいの必需品と言えば、採光を取り込む窓です。太陽の自然光を取り込む重要な部分です。今回の窓はLIXIL製の窓サッシデュオPGです、PGと言うのは障子ガラスがペア複合ガラスになります。サッシは樹脂製の窓枠となっており、結露がしにくく窓枠やクロスを結露から守ってくれます。元々、土壁の蔵でしたので壁厚が大きくLIXIL商品で合わせられる窓枠がありませんでした。

そこで今回の窓枠はタモ材を適用いたしました。タモ枠はカウンターや棚材としてよく活用されています。小材を張り合わせ大きな一枚の板にしてあるものです。普通の一枚板とは違い伸び縮みが無く、ねじれにも強いため特に幅の広い棚などによく使われます。

タモ材は無塗装なのでシミが付きやすいため、油性のニスを塗装いたします。木目本来の味の出るクリア色で塗装いたしました。本来はこの幅の窓枠用は販売していないため、特注での商品になりました。そもそもカウンター材としては幅があると厚みが同様に厚くなるからです。厚みが出てしまうと窓サッシに取り付けることができなくなってしまうから特注商品になってしまいました。

室内のドア枠はパナソニックの商品のベリティスを使用いたしました。スタンダートタイプTD型になります、色はスモークオーク柄（DY)を選択しました。主にトイレなどに使用するため扉上部に明かり窓が設置しているタイプです。シャワー室のドア枠はTOTO製品になります。100パーセント樹脂の製品で水廻り専用になります。普通のドア枠ですと、あとあと水分で膨張してきたり表面のシートなどが剥がれてくるため専用の商品になります。

窓枠やドア枠などは用途において様々な商品を選択する必要があります。必要に応じて商品の使い分けをして、一番お客様の要望に適している商品を選びます。

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