千葉市緑区|ラバーロック工法による弊害?雨漏りから屋根葺き替え工事
更新日:2015年12月23日
千葉市緑区のお客様より「屋根から雨漏りしているので見て欲しい」とご相談をお受けいたしました。雨漏りは原因が特定しにくい場合があり、一度工事をしても再発してしまうことがあります。今回雨漏り調査をご依頼されたお客様宅ではだいぶ前から雨漏りしているそうなので、木部の傷みなども心配されます。また、数年前に屋根のラバーロック工法を行ったと仰っておりましたので、そのあたりも考慮し調査を行います。

まずは雨漏りしている小屋裏の状況を確認します。雨が屋内に入ってくるのをビニールやブルーシートを使って養生していますが、これでは野地板は雨のたびに濡れてしまいます。また、一部の雨漏りではなく屋根の至る箇所から浸水しているため、ブルーシートで大部分を覆っている状態です(右写真)。

続いて屋根を見てみます。調査対象の屋根材は表面がつるっとした釉薬瓦です。瓦自体は耐久性があり、点検においても大きな不具合は見当たりませんでした。しかし、お問い合わせ時におっしゃっていたラバーロック工法をした部分がちょっと気になります。ラバーロック工法とは瓦屋根をコーキングなどで固定し、瓦のズレを防ぐ工法です。右写真の赤丸部分がコーキングで固定している箇所ですが、固定の仕方によっては雨水を引き込み雨漏りさせてしまうことがあります。

ラバーロック工法をした部分をさらに近くで見たものが左写真です。瓦の下半分くらいまでコーキングされていますが、瓦のズレを防止するためであれば桟山をと呼ばれる瓦の盛り上がった部分だけコーキングすれば十分です。コーキング処理の範囲が広いと、瓦の重なり部に隙間が殆どなくなり、毛細管現象によって雨水を内部に引き込んでしまいます。どうやら雨漏りの原因はここにあるようです。
瓦の下に設置されている野地板も水分によって傷んでしまっているので、今回は屋根葺き替え工事をご提案し屋根を丸ごと新調したいと思います。
ラバーロック工法は業者によっては率先して勧めてくることがあります。しかし、正しい施工方法で行わなければ逆にお住まいの傷みを早めることにもなりますので、業者選びは慎重に行うようにしましょう。
記事内に記載されている金額は2015年12月23日時点での費用となります。
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