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実際に存在するアニメ映画の住宅。その屋根について
更新日:2015年9月15日
ジブリを代表する映画「となりのトトロ」をご存じでしょうか?実はこのとなりのトトロに登場するサツキとメイの家が愛知県久手市に実際のスケールで再現されているものがあります。
日本の伝統的な家屋に洋風二階建てが附設された間取りが特徴的な住宅で、映画の世界観をそのまま再現したかのようなたたずまいは一度映画をご覧になった事がある方は驚かれるのではないでしょうか。
劇中でもサツキとメイは家中を「ボロー」と言いながら駆け回るシーンは印象的ですが、物語の舞台となった時代が昭和33年(1593年)と設定されており、劇中ではサツキとメイのお父さんが所有(あるいは借家)する家で、昭和10年ごろに作られた築年数が約25年の家として建てられました。
使用された屋根材は瓦を一つ一つ手焼きで、あえて色ムラを強調したりざらつきを持たせ、年月を経た状態を表現されており、洋間の外にあるパーゴラは映画の再現通り根本が削りこまれ「腐った」風の仕上げになっています。
ちなみに、一般的には家紋などが入る鬼瓦に部分には「となりのトトロ」からとられた「と」という一文字が入っています。
屋根に関しての写真を詳しく見てみると、多少洋間の赤い屋根に色むらなどは見られるものの、瓦屋根は非常に立派なもので外観はとてもおしゃれです。
作中では「お化け屋敷」なんて呼ばれていましたがお化け屋敷の雰囲気は感じられない素敵な住宅だと思います。
また、同じアニメ映画として「おおかみこどもの雨と雪」に登場した、はなの家も実在のモデルがある住宅です。富山県中新川郡上市町にある、映画から抜け出してきたかのようなたたずまいは一般公開もされており、誰でも見学することができます。
とっても大きな古民家でとても小さな子供2人と母親だけで暮らすには広すぎるような印象をうけました。
屋根やさんの観点からすると富山の山奥で大雪も降るような土地ですのでぽたぽたと落ちる数か所に及ぶ雨漏りは屋根及び建物がとても心配になるシーンですね。
屋根材は和瓦で葺かれており、瓦の割れやコケの繁殖なども見受けられます。実際に何度か瓦の修理などが行われているようです。
※写真はイメージです。実際の建物とは異なります。
こうして見ると、有名なアニメ映画などに出てくる住宅も実はメンテナンスが行われていたりするのですね。
お住まいの屋根を守るためにも、定期的なメンテナンスは欠かせません。点検・調査のご依頼は0120-989-742までお気軽のご相談ください。
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