お客様から電話を頂き直ぐに現調に伺いました。
一見、上の笠木が浮き上がって見えますが、逆に壁が垂れ下がっていたのです。
大きな地震がきたら、剥がれ落ち大惨事になってしまいます。
直ぐに壁を取り壊す事になりました。
壁が垂れ下がって落ちた原因は、雨水の侵入による木材の腐食です。
長年の間に侵入した雨水は木材を腐食させるばかりか、木材を止めている釘までも腐食させてしまいます。
腐食した釘は痩せ細り、持ちこたえられなくなり切れてしまいます。

上の作業は安全に壁を取り壊しているところです。
壁のモルタルは少し大きくなると大変重いです。一人では持ちこたえられません。
そこで安全に取り壊すために、垂れ下がっている壁の下に足場板を並べて壊す事にしました。

取り壊した壁の残骸です。
木材が腐食し、触るとバラバラになってしまいます。

外壁材を取り壊し剥がしました。
雨水が侵入し垂れ下がった壁の部分は見ての通り腐食が進み、半分しか有りません。
これでは外壁が垂れ下がるのも解ります。

他の部分も同じで腐食が進んでいます。
直ぐに新しい木材を使用し補強しました。

補修した壁に防水紙を張り付けた写真です。
もちろん下地材の胴縁も新しい木材で作成しました。

新しい外壁材の金属サイディングを張っているところです。
今までと違って、新しい金属サイディングは良いものです。
材料は軽いし、断熱効果は抜群です。また、雨音も気になりません。

垂れ下がって今にも落ちそうになっていた外壁材を取り外し
新しい外壁材を取り付けた完成写真です。
お客様は出来上がったところを見て、「これで安心しました」本当にありがとうございました。
とお礼を頂きました。
大きな地震がきたら大惨事になるところでした。
私たちもお客様のお役にたてて良かったと感じています。

まとめ

この仕事に取り掛かる際は、どうしたら安全にモルタルの重い外壁材を、安全に取り壊し外す事が出来るか
大変悩みました。
集まった職人で知恵を出し合い、対策を考えました。
チョットした小さな仕事でも、常に危険と隣り合わせで有る事を認識しなければなりません。
今回の仕事は安全に対し、再認識する仕事となりまた。
現場での事故は自分たちばかりでは無く、お客様にも迷惑がかかります。
「安全第一」これからも貫いて参ります。