現地調査の様子

工事を進めるにあたり、まずは現地調査を行いました。
屋根の状態をしっかり確認することは、施工の質を確保するために欠かせない工程です。

調査では、屋根全体の色褪せ具合や苔の発生状況をチェックしました。
特に苔が多く見られた部分は、防水性能が低下している可能性が高いため、詳細な確認を行いました。
また、屋根材にヒビや割れがないか、隅々まで確認し、補修が必要な箇所を特定しました。

このようにして、現地調査を通じて屋根の状態を詳細に把握し、適切な施工計画を立てていきます。

高圧洗浄：塗装前の重要な工程

屋根塗装の第一歩は、高圧洗浄です。

屋根には藻や苔、古い塗膜が付着しており、これらを取り除くことが塗装の基本です。
高圧洗浄は、屋根表面に付着した汚れや不純物、脆弱な塗膜等を強力な水圧で洗い流す作業です。

この工程を行うことで、次の塗装工程で使用する塗料の密着性が向上し、
仕上がりが美しくなると同時に塗膜の耐久性も高まります。

下塗り：塗装の基礎を固める

高圧洗浄後、乾燥した屋根に下塗りを施します。

下塗りは、屋根材と上塗り塗料との密着を助ける重要な工程です。
下塗りを行うことで、塗料の吸収を防ぎ、上塗り塗料が均一に仕上がるようになります。

また、下塗りには劣化した屋根材を補強する役割もあり、屋根全体の耐久性が向上します。
今回使用した下塗り材は「サーモテックシーラー」で、これにより遮熱効果も期待できます。

タスペーサーの設置：スレート屋根の必須アイテム

スレート屋根塗装の際、特に重要なのが「縁切り」作業です。

この作業では、塗料が屋根材同士の隙間に入り込むことを防ぎます。
これを怠ると、雨水が排出されにくくなり、雨漏りの原因となることがあります。

そこで活躍するのが「タスペーサー」です。この専用の部材を用いることで、
屋根材の間に適切な隙間を確保し、雨水の流れをスムーズにします。
これにより、屋根の耐久性をさらに高めることができます。

中塗り（上塗り1回目）：塗膜の強化

中塗りは、下塗りと最終的な上塗りの間に行う工程です。

この作業によって、塗膜の厚みを増し、上塗り塗料の接着を強化します。
中塗りは、塗料の密着性を高めるだけでなく、塗りムラの修正にも役立ちます。

これにより、屋根全体が均一に保護され、美しい仕上がりが得られます。

上塗り2回目：最終仕上げ

塗装工程の最後は、上塗りの2回目です。

2回目の上塗りは、塗装の仕上がりと耐久性を左右する非常に重要な工程です。
上塗り2回目をしっかり行うことで、塗膜が厚くなり、紫外線や風雨からの保護が強化されます。

これにより、屋根の防水性が向上し、雨漏りのリスクが大幅に減少します。
また、色ムラや塗りムラも修正され、屋根全体が美しく仕上がります。

ご興味のある方はぜひお問い合わせくださいね。