漆喰の詰め直し工事は名前の通り、古くなった漆喰を撤去し
新しく漆喰を詰める工事です。
漆喰は瓦屋根の下地である土を保護する役割があります。
土を保護するということは棟を保護することにもなります。
漆喰の詰め直し工事はまず既存漆喰と葺き土を撤去します。

約43メートル分の葺き土と漆喰を撤去して土嚢袋に入れた
らこんな量の土嚢袋になりました。

使用する漆喰はシマダ物産の屋根しっくいです。
漆喰メーカーでは定番です。

屋根しっくいは水を混ぜ合わせます。

写真は面戸部分の漆喰と葺き土を撤去し、コテで葺き土を
整えた後です。この作業が丁寧にできていないと漆喰がうまく付着するかしないか大きく変わります。

練った漆喰を面戸部分に詰めていきます。
ここは職人の腕の見せ所になります。
素人にはただ詰めるだけのように見えますが、これがかなり
テクニックが必要です。

漆喰を詰める時に漆喰の詰める量や圧なども重要になってきます。もちろん見栄えも大切です。

面戸の漆喰詰め直し工事完了です。