外壁・軒天・付帯部塗装の施工内容

現地調査の際に気になったのは「軒天（のきてん）※屋根の裏側の天井部分」の劣化でした。

軒天は建物の「軒下」にあるため、日当たりが悪く、風通しも良くない場所です。
そのため、湿気がこもりやすく、カビやコケが発生していました。

特に梅雨時期や、海の近く・川沿いなどの湿気が多い地域では、真っ黒なカビ汚れが目立ちやすくなります。

素材自体に割れなどはなかったため、今回は塗装によるリフォームでご提案しました。

工事内容

• 軒天：モルコン（モルタルコンパウンド）で2回塗り、仕上げ材として使用
  　→下地補修と意匠性を兼ねたメンテナンス。塗装ではなくモルコンで仕上げることでマットな見た目に。

• 外壁塗装：WBグリップシーラーEPO（密着力の高い下塗り材）＋上塗り仕上げ
  　→下地の吸い込みムラを防ぎ、塗料の密着性と耐久性をアップ。

軒天にモルコン2回塗り仕上げとは？

「モルコンってパテみたいなもんですか？」とよく聞かれます。
そうです、モルコンはひび割れ補修や下地調整に使われる補修材ですが、今回はそれを仕上げ材として採用しました。

なぜかというと──

• モルコン自体が「上塗り材」として機能する

• しっかりとした塗膜と落ち着いたマットな見た目

• 防カビ性・密着性が高い

• コストパフォーマンスも良好

だからです。

外壁の下塗りに使用するWBグリップシーラーEPOとは？

今回使ったWBグリップシーラーEPOは、**「密着性に優れた下塗り材」**で、外壁との相性抜群です。
この下地材を使うことで、上塗り塗料が剥がれにくく、より長持ちする塗装が実現できます。

工事開始

高圧洗浄で外壁の汚れをしっかり除去

まずは高圧洗浄で外壁にこびりついた汚れや古い塗膜、カビ・コケなどを一気に洗い流します。

この作業が甘いと、どれだけいい塗料を塗っても早く剥がれてしまうため、実はとても重要な工程です。

下地処理＆養生（ようじょう）

乾燥を待った後は、下地処理を行います。
ここでは、前回詰め替えたコーキング部分の確認、細かなひび割れや欠けの補修なども行いました。

続いて養生（ようじょう）。窓や玄関、エアコンの室外機など、塗らない部分をビニールで丁寧に覆います。

仕上がりの美しさを左右する、職人の腕が光る工程です。

シリコン（コーキング）にもきちんと塗料が密着するように、下地処理として“シリコンプライマー”という専用の下塗り材を塗布します。

これを塗っておくことで、仕上がりがキレイになるだけでなく、塗料の剥がれを防ぎ、長持ちする外壁に仕上げることができます。

軒天にモルコン1回目塗布

軒天にモルコン2回目塗布し、軒天は仕上がりました✨

外壁の下地に「WBグリップシーラーEPO」を塗り、塗料の密着性を高めます。

外壁にワイドウォールSiを1回目塗布

外壁にワイドウォールSiを2回目塗布

今回は明るめのカラーを選定されました✨
きれいですね～^^

鼻隠し（はなかくし）や雨樋（あまどい）も丁寧に塗装を行い、今回の工事はすべて完了です。

まるで新築のような美しい仕上がりに、お客様にもとても喜んでいただけました✨

今回のお宅のように、コーキングだけを先に直すケースは多いです。

ご予算や状況に合わせて最適な案をご提案いたします！
お気軽にご相談くださいね^^

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