倉庫内にある荷物の整理を実施

まず工事をするにあたり、倉庫内の荷物をすべて移動して必要なものと不要なものに分類して整理を行いました。

お客様と相談の上、いらないものは廃棄させて頂きました。

劣化した柱と棚の撤去作業

倉庫内の掃除が終わったら、傷んでいる柱と棚の取り外し作業に入ります。
倉庫の柱と棚の木部には、長年の湿気や雨水の影響で黒いシミが多数発生しており、触れると柔らかくなっている箇所もある状態でした。
このまま使用を続けると、棚が崩れて物の落下や怪我のリスクがあったので今回交換することとなっています。

新しく取り付ける柱を加工して施工

新たに使用する柱材は、歪みやズレが起こらないよう、ミリ単位で調整を行いながら現場で加工をして取り付けていく形になります。
既存の構造にしっかり噛み合うように加工しているので耐久性を向上させつつ、見た目にも自然に馴染むよう仕上げていますよ。

木材の表面を整えて倉庫の棚の土台部分として施工

棚の土台となる木材は、木材の表面を削る専用の機械を使って削り、滑らかで安全な状態に整えました。
表面を綺麗に仕上げることで作業時の引っかかりやトゲの発生を防止出来ます。綺麗に整えられた木材は、見た目がよくなるだけでなく耐久性も兼ね備えたものになりますね。

棚を加工して土台部分に取り付け

棚として使用する木材は、組み合わせに隙間ができないよう加工していきます。
棚板には荷重がかかるため、木材の厚みや強度も考慮して施工する必要があります。

棚板が柱にしっかりと収まるよう、溝を掘る加工をしているので見た目もよくなるかと思います。

落下防止用の金具の取り付け

地震や不意の衝撃による棚板の落下を防ぐため、各棚に落下防止用のL字金具を取り付けさせていただきました。これにで、物のズレや転倒による破損・怪我のリスクを防ぐことが出来ます。
金具は木部にしっかりとビス止めしているので外れる心配はありませんよ。

破損していた屋根を支えるための土台部分の修理

軒先部分の屋根の土台が破損して沈んでしまっていた部分ですが、破損箇所の木材を一部取り外して、破損していた部分を新しい木材に交換しました。屋根の荷重をしっかり支えるように補強をしています。これで元の屋根の状態に戻すことが出来ましたよ。

棚や柱の塗装

新しく設置した柱や棚には、塗装を行わせて頂いております。塗装をすることで防水効果が高くなり腐食を防ぐことが出来ますね。
塗装にはローラーと刷毛を併用し、細部まで丁寧に仕上げていますよ。

木材の寿命を延ばすとともに、見た目も落ち着いた印象に仕上げることが出来ました。

倉庫屋根のケラバ部分に板金材を施工

屋根の端部（ケラバ）には、風雨による木材の劣化を防ぐため加工した板金を取り付けさせていただきました。
元々のケラバ部分には板金材が付いてない状態でした。ケラバ部分は雨が吹き込みやすく、放置すると内部への浸水や木材の腐食を発生させる可能性があります。

ケラバに板金を施工することで耐久性がアップして、屋根の保護性能も高めることが出来ていますよ。

倉庫の修理工事完了

以上で倉庫の補修工事完了になります。
見違えるほど綺麗な状態になったかと思います。棚から物が無くなったのはもちろん、新しく取り付けた柱や棚板を明るい色で塗装をしたことで、倉庫全体が明るい印象になりましたね。これで今後も安心して長く使用いただけるかと思います。

お客様もとても綺麗になったと驚かれていました。大切に使わせて頂きますとのお声お頂くことが出来ました。