ベランダの立ち上がり部分が劣化している状態

こちらはベランダ防水の立ち上がり部分になります。
雨水の影響で立ち上がり部分が剥がれて下地部分が見えている状態でした。

下地部分は雨水によりかなり傷んでいましたので破損する可能性があり危険な状態でした。

立ち上がり部分の下地が破損している状態

他の部分を確認してみると下地部分が破損してしまっている部分がありました。
穴が空いてしまっているので雨漏りや動物が侵入する可能性があるため危険な状態でした。

そのため今回立ち上がり部分は修理することとなりました。

防水も傷んできているため塗装による補修を実施

ベランダの防水には亀裂などは発生していませんが、紫外線や雨などにより傷んできたので防水塗装を行い耐久性を回復させることになりました。

ベニヤ板を加工し取り付けて立ち上がりを補修

剥がれてしまった立ち上がり部分は取り外してベニヤ板を加工したものを立ち上がり部分全体に取り付けていきます。

ビスを使用して外れることが無いようにしっかりと取り付けていますよ。

雨水が侵入しないように入隅にシーリング

壁と床面が合わさる角部分を入隅いりすみといいます。

この部分はひび割れが発生しやすいため雨漏りなどに繋がりやすい部分となっています。雨漏りが発生しないようにするためシーリングを行い止水していきます。
これにより雨漏りする可能性を減らすことが出来ますね。

立ち上がり部分の補修はこれで完了になります。

既存の防水にプライマーを塗布

防水の塗装作業に入ります。
まず塗装をする前に防水部分を綺麗にする必要があるので掃除を行いますよ。

防水を綺麗にしたらプライマーという塗料を塗布していきます。

これは既存の下地と新しく塗布する塗料の密着性を高めて耐久性を上げるものになりますよ。

ウレタン防水材を塗布

プライマーが乾いたらウレタン防水材を全面に塗布していきます。

ウレタン防水とは、液体状のウレタン樹脂を塗り重ねることで防水層を形成する工法になります。
塗り重ねるため繋ぎ目が目立たなくなり綺麗な防水に仕上げることが出来ます。
また低コストでの工事が出来るため人気のある工法になりますね。

立ち上がり部分もしっかりと塗装していきますよ。

一度全面を塗った後にもう一度塗装を行うので工事の期間が長くなってしまうのがネックになりますね。

ウレタン防水を守るためのトップコート

ウレタン防水材が乾いたら仕上げとなるトップコートを塗布していきます。

ウレタン防水は紫外線などに弱いためそのままでは早く劣化してしまいます。
それを防ぐためにトップコートを塗布して長持ちさせるような形になりますね。

トップコートは5年経つと効果が無くなってくるので、長持ちさせるなら5年後にもう一度トップコートを塗布することをお勧めします。

ベランダの修理と防水塗装工事完了

以上でベランダの修理と防水塗装工事完了になります。
綺麗な仕上がりになりましたね。

これで雨漏りや動物が侵入する心配がなくなりましたね。
ベランダ部分は雨漏りが起きやすい部分と言われているので、もしご自宅にベランダがある方がいましたら異常がないか確認してみることをお勧めします。