アパート屋上の状態を確認

既存の屋上の状態を説明します。
屋上の入り口部分ですが、外壁部分が他と同じように傷んでおり屋根となっている部分にはカビや苔が発生している状態でした。

苔やカビなどはじめっとした部分や水分が多いところに発生しやすいです。
放置していると外壁や屋根部分の防水性を低下させてしまうので落とせる部分なら落とすようにすると良いですね。

またドアノブなども破損しているので直す必要がありますね。

陸屋根部分の状態ですが、かなり細かくひび割れが発生している状態でした。過去に補修も行っているようですが、長い間放置されていたことでひび割れてしまっていました。

手摺部分は錆が発生りており塗装も剥がれている状態となっていました。

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＊いわき市常磐湯本町にて外壁・共有部外壁・屋上が経年劣化でボロボロになったアパートの調査

高圧洗浄を行い汚れを洗い流します

汚れなどがある状態で塗装してしまうと塗膜が剥がれてしまったりうまく塗装できないことがあるので、高圧洗浄にて汚れなどを全て洗い流していきます。

細かな部分のケレン作業

高圧洗浄では落としきれなかった汚れや錆などはケレン作業を行って取り除いていきます。

ケレン作業とは、ヤスリやヘラを使い表面の汚れなどを削る作業になります。
またあえて傷をつけることで塗料を行き渡るようにするという目的もあったりしますよ。

ひび割れていた部分の補修作業

ひび割れが発生していた部分には充填剤を塗布してひび割れを塞いでいきます。

プライマーを塗布して塗装

防水部分の塗装作業に入ってきます。
まずはプライマーを塗布していきますよ。

プライマーとは下地と塗料の密着性を高めてくれる塗料になります。塗料の耐久性も向上するので重要な塗料になりますね。

このプライマーが乾いたらウレタン防水材を塗布していきます。
ウレタン防水は液状のウレタン樹脂を塗り重ねて防水層を作る形になります。

低コストで施工出来て繋ぎ目などもなく施工できるので人気のある施工方法になりますね。

ウレタン防水材の塗布が終わったら仕上げにトップコートを塗布します。
トップコートは先ほど塗布したウレタン防水の防水層を守るための塗料になります。防水を長持ちさせるためには必須の工程になります。

トップコートは長くて5年持つので少しでも長持ちさせたいのであれば定期的にトップコートを行うのもアリですね。

外壁や手すり部分の塗装も実施

外壁や手すり部分の塗装も行っていきます。
外壁は全体と合わせるためホワイトにて塗装を行っています。

手すり部分は一度グレーで塗装してからブラックで仕上げています。
色を変えて塗装しているのは塗りムラや塗り忘れが無いかわかりやすくするために行っていますよ。

防水工事と塗装工事完了

以上で屋上防水工事と塗装工事完了になります。
見違える状態の屋上になったかと思います。

亀裂も無くなったので雨漏りの心配も無くなり、ドアノブもしっかりと直すことが出来ました。
見栄えもよい状態になったのでオーナー様にも大変喜んで頂くことが出来ました。

外壁や屋上部分は常に風雨や紫外線に晒される部分になるため傷みやすいところになります。
定期的な確認を行い何か異常があればすぐに対処すると良いですね。

過去に行った防水工事の施工事例を紹介

＊郡山市にて雨漏りした陸屋根の防水塗装による補修工事。笠木の部分補修も実施

＊いわき市にて雨漏りしたマンションの屋上防水の塗装工事。電波塔や配管も塗装