廿日市市にある工場の駐輪場を改修した事例をご紹介します。

老朽化が進んだスレート屋根とビニールシートの外壁が傷んでおり、安全性の確保と使い勝手の改善が必要な現場でした。
現場の状況を丁寧に確認しながら、耐久性とメンテナンス性を両立させた工事計画を立てた点が今回のポイントです！

現地調査の様子

ビニールシート外壁の破れを確認

調査写真からも分かるように、外壁に使われていたビニールシートは大きく裂けており、
防風性がほとんど機能していない状態でした。

シート自体が硬化しており、軽い衝撃でも破れやすくなっていたため、全面交換が必要だと判断しました。
内部に雨水が入り込みやすく、保管物への影響も懸念される状況で、お客様も早急な対応を求めておられました。

スレート屋根についても、色褪せや錆が目立つ状態でした。

工事の様子

既存屋根材の撤去と骨組みの露出

工事は既存の屋根材と外壁材を撤去する作業から始まりました。

職人が慎重に取り外していき、安全帯を使用しながら一枚ずつ処理を進めています。
スレート材は重量があるためバランスを崩しやすく、細かな声掛けをしながら作業を行うことで事故防止に努めました。

撤去後は鉄骨の状態が露わになり、補修すべき箇所の確認も同時に行いました。

鉄骨部分の補強と塗装

骨組みが見える状態にしてから、鉄骨のサビを落とし、必要な部分へ補強を入れつつ塗装作業へ移行しました。

新たに白く塗られた部分がフレームの強化ポイントです。

こうした塗装は見た目だけでなく、防錆性を高めて建物の寿命を延ばす役割も果たします。

新規屋根材（折板）の設置

新しい屋根には耐久性の高いガルバリウム鋼板（やまなみ１型）の折板を採用しました。

軽量でありながら強度が高く、工場や駐輪場の屋根には最適な素材です。
施工写真では職人が配置バランスを取りながら固定しており、端部の処理も丁寧に行っています。

屋根上での作業は風の影響を受けやすいため、安全第一で進めました👷

ポリカ波板を使用した外壁の施工

仕上げとして外壁にはポリカーボネート製の波板を取り付けました。

透明度を確保しつつ衝撃にも強く、以前のビニールシートと比べ物にならないほど耐候性に優れている素材です。
フレームに沿って丁寧にビス止めを行い、均一な仕上がりになるよう微調整を繰り返しました。

内側から見ても外から見てもすっきりとした印象で、明るさを保ちながら風雨をしっかり防ぎます。

完成後の外観

外観写真を見ると、建物全体が引き締まり、新設の屋根と外壁が一体となって落ち着いた雰囲気を生み出しています。

以前のようにシートが破れて風が吹き込む心配もなく、駐輪場として安心して利用できる環境へ生まれ変わりました。
工場の雰囲気とも調和し、長期的に使える設備へと仕上がっています😌

まとめ

今回の駐輪場改修では、老朽化したスレート屋根とビニール外壁を撤去し、
耐久性の高い鋼板屋根とポリカ波板の外壁へリニューアルしました。

工場や住宅外部の傷みは気づかないうちに進むことがありますので、
気になる点があれば街の屋根やさんへお気軽にご相談ください。

現地調査・お見積りは無料で行っておりますので、ご活用ください😌