広島市中区のテナントビルにて、外壁タイルの劣化による落下の危険性をご心配されたオーナー様からご相談をいただきました。
人通りの多い立地ということもあり、安全性の確保が今回の工事の大きなポイントとなりました。

街の屋根やさんでは外装全体のトラブルに対応しており、原因の確認から補修方法のご提案まで丁寧に進めてまいりました。

現地調査の様子

タイル表面の剥離と浮きの確認

調査時の外壁には、タイルの一部に浮きや剥離が見られ、白くマーキングされている箇所が複数ありました。
このマーキングは打診調査で反応があった部分で、振動によりタイルが揺れるような状態です。

太陽光の反射で分かりにくい場面もありましたが、入念に確認することで危険度の高い部分が明確になりました。

外壁全体に点在していたため、部分補修よりも広範囲での対策が必要と判断され、材料選定を慎重に進めることとなりました。
今回は、リアテックシート仕上げで施工させていただくことにしました😌✨

工事の様子

既存タイルの撤去と下地調整

浮きの生じていた部分は安全のためにタイルを撤去し、下地の状態を確認しました。

剥離箇所は経年によりモルタルが弱り、付着力が落ちていたため、
モルタルを塗りこみ、下地を形成していきます。

今回の仕上げに使用するリアテックシートは、
下地に凹凸があるとうまく接着できないため、クラック補修しながら、
平滑な面を整えていきます😌

外壁の端部には見切り材を設置しています。

リアテックシートの端部を美しく納めて、
雨水の浸入やシートの捲れを防ぐ役割があります。

仕上げ材の施工と意匠調整

リアテックシートを隙間なく貼っていきます。
空気が入らないよう丁寧に圧着していきました。

工事画像にある仕上がりの様子は、落下の心配がないよう整えた状態です。

タイルとは異なる素材ですが、建物全体の雰囲気に馴染むよう色調のバランスに工夫を凝らしました。
表面の風合いは落ち着きがあり、既存部分との境界も自然に収まるよう細部にまで気を配っています。

作業中は毎工程ごとに密着状態を確認し、耐久性の確保を最優先に進めました👷

まとめ

工事後は外壁の剥落リスクが解消され、オーナーさまからも「安心して利用できます」と喜んでいただけました。

耐久性の高い仕上げ材を採用したことで、長期的な維持管理のしやすさにもつながっています。
外壁タイルの劣化は見た目では判断しにくいケースも多く、早めの調査が安全につながる重要なポイントとなります。

同じような症状でお困りの方は、どうぞお気軽にご相談ください😌

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