ホーム > 仙台市太白区で強風被害による棟板金飛ばされ案件の工事に伺いま…
仙台市太白区で強風被害による棟板金飛ばされ案件の工事に伺いました
【工事のきっかけ】
前日に台風が通過し非常に強い風が吹きました。その台風通過中の夜中、バタンッ!バタンッ!と何かが屋根に打ち付けるような音がしたそうです。翌日の朝にお客様が外回りを確認したところ、屋根部材の一部・棟板金が落ちていました。お客様より『何か金属の物が下に落ちていた。高齢の為・屋根に登る事も出来ないため確認して欲しい』とご連絡を頂き現調へ。2階屋根の棟板金の一部が風により剥がされていました。他の箇所も確認したところ、棟下地材になる木材が経年の浸水により傷み腐食しており、下地から棟板金を交換する事となりました。その他、屋根自体も錆が発生し雨漏りしていた箇所もあり補修を行います。数年以内に葺き替えも検討されているとの事で今回は雨漏りなどの被害が拡大しないための工事を行っていきます。
基本情報
こちらが今回夜中に音がして飛ばされてしまった箇所になります。屋根上に残っている外れた板金材が音の原因になります。かろうじて釘1本が取れずに残っていたため飛ばされずに済んだようです。今回は隣接するお宅様への被害は有りませんでしたが、この板金材が飛ばされていたら被害があったかもしれません。その先にもう1本有ったのですがそちらが今回下に落ちていた材料になります。
こちらが先ほどの写真のアップになります。近くで見ると下地材の木材が腐食しているのが分かります。この木材自体は釘が利いていたため飛ばされていませんでしたが、棟板金の釘を打っていた部分(左の下地材の欠けてる部分)が傷みで弱くなり剥がされ、そこの吹き込んだ風により一気に持っていかれたのだと思います。
こちらは屋根の頂上付近の棟板金を外したところです。こちらの下地材も湿気や雨水により黒く変色し、傷んでいるのが分かります。しっかりしているように見えても中がスカスカの状態になっており、棟板金を固定していた釘が抜けかかっていました。
こちらは下屋根部・バルコニー雨樋からの排水部分になります。本来であればたて樋と呼ばれる丸いパイプの部材で排水処理がされているのですが、今回の場合・その部分が以前から無くなってしまっていた様です。その為、雨水が上部から落ちてきて年数が経ち、板金の屋根材に穴を開けてしまっていました。石やコンクリートですら穴を開けてしまいますので金属屋根に穴を開けるまではそこまで年数が掛かりませんので怖いところです。
近くで見るとこんな感じです。錆びて弱くなり穴が開いてしまい、屋根下地材が見えてしまっています。防水紙自体も傷んでおり、防水性はほとんどない状態です。
前回までは木材の下地材でした。今回からはkmew製品の『タフモック』という材料に交換して施工していきます。このタフモックとは樹脂製のプラスチック材で腐食や経年劣化に強いとされている材料になります。詳しくはこちら『棟板金の交換』でもご紹介しています。このタフモックにて棟板金の下地をしていき釘ではなくより強度の高いビスにて固定していきます。
取り付け後の写真です。軒先側(のきさき・屋根の下部先端)までしっかりと棟板金にて包み込み風が吹き込まないように処理します。棟板金が3本重なっている場所を『三つ巴』と呼び、こちらも同様に処理していきます。板金同士が重なる部分の内部にシーリング材と呼ばれる防水材を入れ重ね合わせます。このシーリング材は硬化して固まる為・板金材同士がより強固にくっつきます。
棟板金の芯がしっかりと通り交わるように施工します。こうする事で余計な隙間が生じず、雨や風の吹き込みを防ぎ、漏水や強風による材料の飛ばされを防ぎます。
こちらには別材のガルバリウム鋼板を取り付けます。本来であればバルコニーをいったん外し、屋根上段から屋根材を撤去・新しい屋根材を葺き直すのが理想ですが今回のお客様の場合、数年内に葺き替えを検討されているとの事で余計な費用を掛けずに済む補修での対応とさせて頂きました。現場にて寸法取り・加工をし、施工しました。
その後、再発防止のために原因となった雨だれ防止のためにたて樋を取り付けます。専門の部材を専門業者が取り付けると費用も安価ではないため、屋根葺き替えまでは一般の住宅で使われる雨樋部材で仮補修でお願いしたいとの事でしたので通常の丸60Φのたて樋にて補修します。
今回は2階部分の棟板金の補修と屋根の部分補修の為。1日で作業は完了しました。棟板金の部分は屋根の頂上・一番最後の屋根の納めの部分になります。この部分がしっかりとしていないと雨水が浸入し屋根全体の下地材や垂木・梁などどいった家全体の骨組みにまで影響してきます。たまたま強風で飛ばされ問題が発覚しましたが、これが知らないうちに傷んで無くなっていたら知らぬ間に家全体を傷め大きな工事に発展してしまいます。そうなる前に定期的に専門業者へ傷みの確認など現地調査をご依頼されることをお勧めいたします。
この記事を書いた加盟店
電話 0120-989-742
E-Mail yane.kabe@shima-mura.co.jp
株式会社シマムラ
〒985-0085
宮城県塩竈市庚塚237−1
宮城県の加盟店一覧
電話 0120-989-742
E-Mail machiyane@t-roof.com
髙橋屋根工業株式会社
〒986-0861
宮城県石巻市蛇田字北経塚12-11
電話 0120-989-742
E-Mail machiyane@sendaitaihaku.jp
兵藤板金
〒981-1101
宮城県仙台市太白区四郎丸戸ノ内28−1
各種屋根工事メニュー
私たち『街の屋根やさん』は神奈川県を含む関東全域を施工エリアとする、お住まいの屋根の専門店です!
街の屋根やさんでは下記の工事を取り扱っております。工事内容の詳細は各工事ページでご確認下さい。
街の屋根やさんが施工している様々な屋根工事と屋根リフォームの一覧をご紹介します。
お客様の不安を解消できるように、お問い合わせから工事の完成までの流れをご紹介しています。
街の屋根やさんが施工している様々な屋根工事と屋根リフォームの一覧をご紹介します。
お客様から寄せられた屋根に関する疑問を、当店スタッフが親身に回答しています。
弊社で行った施工事例をご紹介しています。詳細な説明と写真でわかりやすくお伝えします。
弊社の会社概要になります。街の屋根やさんとはこんな会社です。