この記事では、実際に対応した「天窓からの雨漏り修理」の流れをご紹介します。
原因調査から工事完了までの様子を、現場での体験をもとに分かりやすくまとめました。
同じように「天窓まわりからの雨漏り」でお困りの方は、ぜひ参考にしてみてください。

現地調査

現地でまず、お客様から「ここからポタポタと落ちてくる」と雨漏りの位置を伺いました。
天井を確認すると、ちょうど天窓の縁に沿ってシミが広がっており、典型的な天窓からの漏水でした。

屋根に上がってみると、天窓のまわりに施工されているゴムパッキンが硬化・劣化しており、そこから水が入り込んでいました。
また、まわりの板金も一部、不具合があり、水の逃げ道が悪くなっていました。
これでは雨が降るたびに少しずつ浸水してしまいます。

提案内容

原因をお伝えしたうえで、今回は 「シーリング充填」＋「板金加工取付」 の内容でご提案しました。

パッキンの劣化だけを直しても、板金の歪み部分から再び水が入る可能性があるため、
シーリング材で防水処理を行ったあと、雨水をスムーズに流せるようガルバリウム鋼板で新たに板金を加工・取付します。

この方法なら、天窓まわり全体をしっかりカバーでき、今後の再発リスクも抑えることができます。

工事内容

板金加工取付（ガルバリウム鋼板）

まずは、歪みの出ていた板金部分を新しいガルバリウム鋼板で加工・取付。
天窓まわりの形状に合わせて現場で加工し、水の流れをスムーズにするよう勾配を微調整しました。
このひと手間で、雨水が溜まらず流れやすくなります。

マスキング養生

続いて、天窓まわりをしっかり養生します。
シーリング材は細かいところまで行き渡るように施工するため、余分な部分に付着しないようテープで丁寧にマスキングを行いました。
この作業を丁寧に行うことで、仕上がりの美しさと耐久性が変わります。

シーリング充填

劣化していた既存のパッキン部分を除去し、新しく防水性能の高いシーリング材を充填しました。
雨水の侵入を完全に防ぐため、目地の奥までしっかり押し込んでいます。
ここを手を抜くと数年で再発してしまうため、特に慎重に作業しました。

仕上げ・掃除

最後にシーリング材の仕上がりを確認し、周囲の清掃を行って完了です。
工事中に出た金属くずや古いシーリング片も残さず片付けました。
仕上がり後の天窓は見た目もスッキリし、お客様にも「安心して眠れそうです」と喜んでいただけました。

今回のように、天窓（トップライト）まわりの雨漏りは、見えない部分の劣化が原因で起こることが多いです。
見た目ではわからなくても、内部のルーフィングや板金部分が傷んでいると、放置したままでは下地や柱まで腐食が進むおそれもあります。

💡「天井にシミが出てきた」「天窓のまわりが湿っている気がする」
そんな小さな異変を感じたら、早めの点検がおすすめです。

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街の屋根やさん西宮店では、現場確認から最適な修理提案まで、すべて自社スタッフが丁寧に対応しています。
「うちも同じような状態かも…」と思われた方は、まずは点検だけでもお気軽にどうぞ。

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